学年通信 経験・知識・学び・考える

マックフライポテト 250円

2026年8月17日~28日の間、マックフライポテトのMサイズとLサイズが250円でした。ヤッターと喜んで買って食べた人もいるかもしれませんね。
ところで、マックフライポテトのMサイズとLサイズが販売休止になっていた期間があったことを知っていますか? ネットで調べるとこのような事が原因でした。

『北米から輸入しているポテトについて、船便の経由地であるカナダ・バンクーバー港近郊での大規模な水害、およびコロナ禍での世界的な物流網への混乱の影響による輸入遅延が発生しております。(中略)その後も輸入遅延が続いていることに加え、バンクーバーにおける貨物の滞留や雪の影響による混乱、航路上での悪天候など不測の事態が重なり、1月上旬から中旬にかけて予定していた船便の到着にさらなる遅れが生じている状況です』

販売休止期間は2021年12月24日~30日までと2022年の1月9日~2月6日まででした。わかりますか? 数年前の話なんです。みんなの中には販売休止の直前に買って食べた人もいると思うのですが、経験したことをもう忘れていたりする人がいるんですね。こういうのを「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と言うのでしょう。
人は経験から学ぶことができますが、何も考えずただボーッと見ているだけでは何も学ぶことができず、知識は増えにくいし、あったことさえもすぐ忘れてしまいがちです。考えることが経験を知識として蓄積することにつながるのだと思うのです。そして学校での勉強も同じことが言えるのではないでしょうか。見たことや聞いたことについて深く広く考えることを心がけてください。

シャトレーゼのアイスクリーム

話題を変えましょう。数年前の夏、シャトレーゼに行くとアイスクリームの冷凍庫がほぼ空でした。
さて、ここで先ほどのマックフライポテトの例を参考に「考えて」みましょうか。みんなはシャトレーゼのアイスクリームが品薄状態のニュースから何を考え、想像できますか?


・ 夏の猛暑で買う人が急増し、生産が追いついていないのかな。
・ シャトレーゼは手ごろな値段でおいしい商品がいっぱいそろっているから、客がいっぱい買ったのだろう。
・ アイスクリームの原料として使われる牛乳と卵。その生産に関連する牛もニワトリも暑さに弱い生物だから、それが影響しているのかも。
・ 夏の猛暑や雨が影響しているのかも。他の国でも猛暑や大雨、山火事などのニュースが続いていることを考えると、地球規模で異常気象が起きていると感じます。こんな時に国と国が争っている場合ではないと思う。国の代表や政治家は自分の国のことだけを考えないで地球のことを考えてほしい。
・ 品薄状態だって知りませんでした。普段からニュースに関心を持っておこうかな。
・ 家にアイスクリームがあれば、しばらく買いに行くのを待とうかな。アイスクリームを買いに行くとしても、まだ品薄が続いていたら他の買いたい人のことを考えてたくさん買わないようにしよう。

このようないろんなことを考えることができる人は、きっと社会に出たときに活躍するんだろうなって思います。もしかしたらAIにも負けないかもしれないですね。
他にもいろんなことを考えた人がいると思います。いろんな考えを知ることでますます自分の考えを深めることができます。知識の蓄積を増やすためにも、ぜひいろんな考え方を知ってください。

シャトレーゼのアイスが不足した理由はここではふれないでおきますね。興味があったらぜひ調べてみてください。その時にも「考えて」くださいね。どのように調べれば答えが見つかるか、その方法を。ちなみにAIは、間違えることがよくあるので気をつけてください。
さらに調べてみるとその途中で、または見つけた答えの近くに別の疑問が隠れていることがあります。その疑問が存在することに気がついてさらに調べてみる。そういう姿勢が考えを深める「探究」なんです。
ぜひ考えをどんどん深めていく姿勢も大切にしてください。

経験を知識として蓄積するポイント

さっき経験を知識に変えていくためには考えることが大切であると説明しました。考えることで学びが深まるからです。さらにこのいろんな考え方を知るということが、経験を知識として蓄積するポイントになります。だから授業ではグループ学習やアプリを使っていろんな人の意見を知る機会を作っています。
でも、学ぶことって授業の中だけではないんですね。だから普段からいろんな人とのコミュニケーションを心がけてください。仲のいい人とだけではなく、より多くの人とコミュニケーションをとることで、多彩な考え方に触れることができるのですから。
文化祭や体育祭などの行事も、クラスの中の係の仕事や掃除も、みんなそれらのチャンスです。
みんな、がんばろうね。

この学年通信は僕が60歳で退職した後に書いたものなので、実際に生徒に配ったものではありません。
2026年にブログのチェックをしていて、ふと「これは探究学習の導入などに使えるかも」と思ったので、少し手直ししてみました。