面白くない授業をいかに面白くするか
僕が教育実習に行った40年以上前の話です
担当したのは中学3年生
当時の教育実習は2週間
その終わりに生徒に紙を配り、僕の授業について感想やアドバイスなどを書いてもらいました
その中にあった1人の生徒からのメッセージ
「どの授業もわからないし面白くない
だから先生の授業がどうだったとかはない
面白くない授業をいかに面白くするか
それはこれから先生が考えてください」
読み終わって心にズンと響くものがありました
その後採用試験に合格して教員になってからも
「面白くない授業をいかに面白くするか」は
ずっと僕の重要な課題でした
ネットがなかったころは本や新聞・テレビが情報源でした
それらを駆使して授業に関連する様々な情報を集めて
幅広い知識を増やしました
さらにどのように説明するかを工夫し
説明のための教具も工夫し
授業の流れも考えて、ノウハウを蓄積しました
男女別授業が男女共修に(僕が教師になったときは男子が技術、女子が家庭科でした)
情報の授業が新たに追加(木工、金工、電気、機械、栽培に情報が追加に)
領域の再編と授業時数の削減(全学年週に3時間→1・2年は週に1時間、3年は0.5時間に)
5段階評価だけだったのが観点別評価も導入
タブレットの導入(そしてパソコン室からパソコンがなくなった)
そんな大きな変化にも対応してきました
例えば各学年3クラスの小規模校だと技術と家庭科の授業を全て足しても15時間
教師1人分の授業時数です
そこで自分が中学生だった時に授業を受けたこともないし
大学でも学んだことがない家庭科の授業を担当したこともあります
(当然家庭科の教員免許を持っていません。毎年臨時免許をもらっていました)
今はさらに授業の進め方などで新たなやり方やルールなどを求められます
そのたびに頑張って考えました
「面白くない授業をいかに面白くするか」
情報源はネットにも広がりいろいろと知ることができました
でも段々大きな変化がやってくる間隔が短くなっている気がします
もう疲れちゃったというか心が動かなくなってきたかな
体の面でもいろいろ動かなくなってるし
それが教師を辞めようと決めた理由のひとつです
教育実習でメッセージを書いた生徒は
僕の教員人生をどう評価してくれるだろうか