団結の条件
K先生が困った
一昨日に続いて昨日も文化祭のことについて話し合いをしました。あとで考えたら当日の服装をどうするのかなど、まだ話し合う必要がある項目がありますので、また、どこかで話をして決めていきましょう。
さて、途中休憩もはさんで話し合いを終えたあと、ろうかで『どうやったら団結できる?』などと質問して6組の副担であるK先生を困らせた人がいたようですね。すぐに答えられないような質問だから、少し考えているとさらにたたみかけるような質問攻めのような感じになったようです。職員室で苦笑しながらK先生がそう教えてくださいました。
団結の条件
おそらく、僕も同じ質問をされたら「う~ん」と考えたと思います。団結できるかどうかっていろんな条件が複雑に関連するので、一言では表現しにくいからです。落ち着いて時間をかければ出てくるかなと思って今、いろいろ考えながらこれを書いています。
団結の条件としてまず必要なのは、集団全体を見渡す視野を持つ人がなるべくたくさんいること。言い換えると「自己中」が少ないことです。全体を見ないで個人的な感情だけで行動を起こそうとすれば、周りがついて行けません。その結果クラスにひびが入り団結など遠い話になります。ただ、この点に関しては大丈夫かなと思っています。昨日、K先生を困らせた人達は、全体を見ることの大切さに気がついたからこそ質問に行ったんでしょう? 何がきっかけになったのかわかりませんが、少なくとも昨日の段階で全体を見ることが出来る人数が増えたことは間違いなさそうです。
次にリーダーとそれを補佐するサブリーダーの存在が必要です。1クラスぐらいの人数なら全部で3人いればクラスは動かせるものです。まずリーダーが「何かをやろう」と提案します。サブリーダーAがそれに賛成します。もしも、反対意見が出てもそこでサブリーダーBが「いや、やっぱりやるべきだ」と言えば、その集団の流れはほぼ決まってしまうんです。
ただ、そのリーダーが難しいんですよ。全体を見る広い視野を持っていなければならないことは当然ですが、問題点を見抜く観察力、決断力や行動力、柔軟な発想、他の人の意見に耳を傾ける姿勢、などなど必要な能力はいっぱいです。しかも、リーダーの普段の生活態度によって醸成される周囲の人達からの信頼感とか人望といったものもとても大切なんです。そんな完璧な人間はめったにいないから、昨日の学級通信で書いたように「こんなときだけクラスの団結っていうのはおかしい」なんて言われてしまうことになってしまいます。
まだまだ成長途中にある中学生ではそういうことも仕方がないところです。そこで、リーダーに欠ける部分を補うサブリーダーの存在が重要になってきます。何かをやるとき自信がないと誰かに相談したり、確認したりするでしょう? それと同じでリーダーが自信を持てないときに相談したり確認したりする相手がサブリーダーなんです。
最後に、その他の人たちの気持ちです。自分はクラスの一員であるということを意識し、自分にできることを精一杯頑張っていく。そういったものを『メンバーシップ』といいますが、これをみんなが持てるのかどうかなんです。
でも、これも大丈夫かもしれないと思っています。昨日の放課後、ホリゾントの作業は今までと比べれば驚異的なスピードアップを見せました。文字の作業も進展を見せました。そういう何人かの頑張りは周囲に大きな影響を与えるものです。リーダーの提案に従って作業に取り組むメンバーの姿がリーダーに自信を与え、それがさらに他のメンバーシップやその集団の次のステップにつながるような状態。それが団結なんじゃないんですかね。で、その結果として、すばらしい発表が出来上がるんです。