創る人になろう

体育祭の予行で

 体育祭の予行を振り返ってみると、体育祭を成功させるために生徒会本部やいろんな係の人たちは、本当によく頑張っていたと思います。
 僕は体育委員の人たちと一緒に監察という役割を担当していました。いつもなら仕事分担の時に忘れて集合場所に来ない人がいて、放送でその人を呼び出すことが何回かあるんですが、今年はそうやって呼び出したことが一度もありませんでした。この学校に来て5年目ですが、こんなことは初めてです。
 さらに、予定が遅れているのにまだ混乱しているところがあったので、僕はそこへ行ってお手伝いをしたんですが、その間も監察係の仕事はスムーズに行われていました。他に、黄団だけ放課後に残って大縄跳びの練習をやったりもして、本当に素晴しいなと思いました。
 去年は雨でほとんどの競技が中止になってしまったから、今年の体育祭は2年生にとっても初めての体育祭だと言えます。それだけに成功させたいという気持ちがみんなの中にあったのかもしれませんね。

壊す人 VS 創る人

 それに対して、自分が出る種目さえきちんと把握できていない人や、だらだら走ったりして進行をさらに遅らせるような人たちもいました。こういう人を、「壊す」人と言います。頑張ろうとする人のやる気を壊し、生徒会やクラスなどの集団の団結を壊し、結果として一人一人の可能性まで壊すことにつながる、困った人です。
 自分たちだけ楽しめればそれでいいと考える人も同じです。一部のグループだけが盛り上がっても、クラスや学校全体にとってはあまりプラスにはつながりにくいですから。また、練習や準備をする期間中はいい加減にやっておきながら、当日だけ、少し頑張ってそこそこの結果を出すような人も「壊す」人です。
 それに対して、自ら率先して努力をし、周りの人にやる気を出させて生徒会やクラスの集団パワーを引き出し、結果としてその集団の一人一人の可能性を広げていくような人を『創る』人といいます。盛り上げようと努力する人たちの願いや努力にかかわらず「壊す」人が出てきたら、それは「壊す」人 vs 『創る』人の勝負になります。
 ここで、昨日の体育祭の様子を思い出してみると、5組の中には『創る』人になっていた人もいましたが、「壊す」側になっていた人もいたようです。体育祭にむけて、5組全員が心をひとつにして頑張り、その結果得点がもっと取れていたら黄団の雰囲気も変わっていたかもしれません。そうなっていたら学校全体の雰囲気はもっと盛り上がって、体育祭はもっと大成功だったと言えたかもしれません。
 どうすればよかったのか、僕自身もよく考えてみたいと思うし、みんなにも考えてほしいと思っています。そこから「壊す」人 vs 『創る』人の勝負に関しての回答が見つかると思います。できることなら、これからは5組のみんなには『創る』人になって欲しい。僕は、そう願っています。
 それから、もうひとつ。性格や考え方などが違っていても、半年以上一緒に仕事をしているうちに生徒会役員の間には、しっかりとした「つながり」が生まれています。生徒会室に行けば、そこに仲間がいる。生徒会役員にはそんな雰囲気があって、お互いに支えあいながら頑張っています。5組にも、そんな「つながり」が生まれたら。これも願いのひとつです。

クラスの中の問題

 体育祭前日の終礼で、予行中に5組の中で残念なことがあったと報告しました。こういう問題が起きた時に、どうやって解決していくのか。それがクラスの価値を高めるかどうかにつながると思います。クラスの中の問題を、クラスみんなで取り組んで解決することができたら、そのクラスにはその後はなかなか問題が発生しないし、問題が起きてもすぐに解決できるようになります。
 さらに、そんなクラスは行事の時にもすごい力を発揮できるものです。あの日の終礼後、今回の問題に関わった人はきちんと反省をし、そのことをわざわざ僕のところに来て話してくれました。問題をまたひとつクリアできたのではないでしょうか。今回のことをぜひ次へと活かしていきましょう。それが『創る』人になるということにつながっていくと思います。