体育祭を終えて

僕が大好きなクラス

 天気予報が直前になって目まぐるしく変わり、担当の先生は神経をすり減らすような状態で、雨マークがなくなったと安心していたら急に夜中に雨が降ったので、いったいどうなることかと心配した体育祭。グランドコンディションはとても良いとは言えませんでしたが、なんとか体育祭を終えることが出来ました。
 さて、2年4組の結果はというと、クラス全員リレーは最下位だったし、団の成績もやはり最下位ということで、この結果だけを見ると散々な内容だったと言えるかも知れません。
 でも、僕はまったく悲観していません。全員リレーで優勝できるってことは、クラス全員の努力を必要とするわけですから、それはすばらしいことです。でも、4組は最下位であっても、ハンデのある人をカバーしながらみんなで努力できたってことを僕はわかっています。一昨日の学年練習で、カバーの関係で順番がややこしくて順番飛ばしが出てしまい、4組は走らなかった人が2人もいたのに結果は5位でした。全員が走っていたら周回遅れだった可能性があるということです。でも、昨日の本番では全員が走れたし、周回遅れにもならないで最後まで走りぬいてゴールすることができました。みんなの頑張りの結果だと思っています。僕はそんながんばるクラスが大好きです。
 また、優勝を目指す気持ちが強く出てしまって、ミスをした人や良い結果を出せなかった人を攻撃するようなことがあったりします。それよりも、「ドンマイ」とか「大丈夫」と素直に言える人がいて、自然に声をかけられるようなクラスが僕は大好きです。勝ちたいがために他の団をけなしたりすることもあります。それよりも、まずは自分たちで「みんなでがんばろう!」って言い合えるような、そして、黒板にいろいろ書けるような、そんなクラスが僕は大好きです。

4組の集団としての成長

 車イスが必要な◇◇さんのお手伝いのために、たくさんの人の協力が必要でした。必要なお手伝いの内容がほぼわかってきた段階でプリントを作って、予行の日の朝に急いで決めることになりましたが、みんな快く名乗り出てくれました。あの時、ぼくはすごく嬉しかったし、みんなに感謝しています。
 また、充分に打ち合わせをする時間がなかったり、思い込みがあったり、気がつかなかったりして、当日うまく出来ないところがありました。担任としての僕に責任があったところもあると反省しているんですが、誰も僕を責めませんでした。
 さらに、お昼ご飯の時に「◇◇さん、一緒に食べよう」と言って、何人かが一緒に座ってご飯を食べていました。そういったやさしさもこれから大切にしてほしいです。
 体育祭の取り組みの中で、そういったいろんなことを見つけることが出来て、4組が集団として成長しつつあるなぁって感じています。それはとてもうれしいことです。他人のことは放っておいて自分だけ楽しかったら良いって考える人が多いと、集団としての成長はしにくいものです。でも、集団として成長をはじめたってことは、みんなのことを考える人が増えてきたってことになるからです。

生徒会本部の仕事は目立つ? しんどい?

 閉会式を済ませたあと、僕は更衣室代わりに使った技術棟の戸締りをして、担当していた係に関するものやテルテルボーズなどを片付けてから、グラウンドに行きました。まだ、片付けることがあったら手伝おうと思ったからです。
 すると、応援席のあたりに生徒会本部が全員集まって、地面を這うようにして何かをしていました。行ってみると応援席の片づけをやっていたんです。応援で使ったポンポンの切れ端がいっぱい落ちているのをていねいに拾っていたんです。本当なら応援席のごみはみんなが気をつければすむはずです。それを生徒会本部が残ってやっていたんです。これは、みんなに知ってもらわないとなんだかいけない気がして、ここに書いてみました。
 生徒会本部の仕事を、単に「目立つものだ」と勘違いしている人がよくいます。でも、それは大きな間違いです。その仕事のほとんどは「裏方」の仕事で、今回のように多くの人に知られることのないものです。
 生徒会本部の仕事について、別の勘違いをしている人もよくいます。単に「しんどいものだ」というイメージを持っている人です。こちらの方は大きな間違いとは言い切れません。ただし、生徒会本部になれば、何かが得られます。「しんどい」だけではありません。その「得られる何か」の正体は、生徒会本部になった人だけがわかります。
 2学期になると、次の生徒会本部役員を決める選挙があります。「しんどい」仕事でも最後まできちんとやるという覚悟と責任感を持ち、「裏方」の仕事でも嫌な顔ひとつ見せずに、自ら進んで自然にやることができる。そんな人にぜひ立候補して欲しいと思います。君たちにもじっくり考えて欲しいです。