学年通信 『目的』と『正解』 生徒会役員選挙に向けて

「目的」に合わせて 「正解」を見つけよう

 下の図のように、スタートからゴールまで鋼球を転がす金属のレールを設置してくださいと言われたら、みなさんはどうしますか?

 多くの人は、直線的につなぐのではないでしょうか。

 「金属のレールを最短にして」という目的であれば、これは正解です。また「金属のレールを購入するお金を最も安くする」という目的でも、これは正解です。
 しかし、目的が変われば正解は他の形に変わってしまいます。例えば、「鋼球がゴールに早く着くようにレールを設置する」という目的になれば、どのようにレールをつなげばいいと思いますか?

 正解の例は次のような形です。レールの最初の部分で鋼球を加速することで残りの部分でも高速で進むことになり、ゴールに着くまでの時間を短縮することができます。

 「目的」がわかれば、その目的に合わせた「正解」を考えることができるのですが、このことはカンタンなようでむずかしいと感じる人がいるかもしれません。「目的」を確認しないで答えを出したり、思い込みで答えを出したり、考えることが面倒なので「目的」なんか考えずにとりあえずそれっぽい答えを出して、結果として「目的」に合わない答えにたどり着いてしまったという経験は、ありませんか?
 そうならないようにするためには、まずじっくりと「目的」を考えてみましょう。中間テストに向けてどう勉強するのか。部活や行事をどのようにがんばるのか。クラスの仲間を大切にするにはどうすればいいか。そういった学校生活の中の「目的」に合った「正解」を見つけるために、すごく大切なことだと思います。

生徒会本部役員を どう選ぶか

 10月5日(水)から生徒会本部役員選挙の立候補の受付が始まりました。これから次の生徒会本部役員を決めるわけですが、この選挙でも「目的」をしっかり考える方がよさそうです。でも、この点についてはおそらく多くの人の意見は一致していると思います。それは「◇◇中を良い学校にする」ではないでしょうか。
 ではこの目的に合わせて、正解を考えましょう。「この役職なら、自分の能力を生かせると思う」と考える人は、勇気を出して立候補すればいいと思います。「あの人なら、この委員会にぴったりだと思う」と考える人は、その人が立候補するように話をしてみましょう。担任の先生に相談して、もらったアドバイスを参考にするのもいいと思います。
 もしも他の立候補者と重なって選択投票になったら、そして落選したら‥‥ そう考える人もいるかもしれませんが、立候補者がたくさん出る学校ってどんなイメージを持ちますか? 逆に立候補者が出ない学校ならどうですか? 「◇◇中を良い学校にする」という目的につながるのはどちらか考えてみてください。
 先日「生徒会役員の仕事は、しんどいですか?」と、質問をしてきた生徒がいました。そこで、次のようなことを答えました。「しんどいよ。放課後とかにやる仕事はいっぱいあるからね。でも、生徒会役員になると何かが得られます。その『何か』は、生徒会役員になった人だけがわかります」。
 この話を聞いて、ちょっぴりワクワクした人も立候補を考えてもいいかもしれませんね。
 立候補の受付は10月12日(水)までです。