創る人 壊す人  文化祭バージョン

生徒会本部役員と文化祭のテーマ

 来月末に生徒会役員選挙があるので、『きれいな笑顔があふれるように がんばろう◇◇中』というスローガンを掲げて活動を続けてきた現在の生徒会本部役員にとって、文化祭は最後の大仕事になると言えそうです。だから、今までで最高の文化祭にしたいという気持ちはとても強いと思います。
 そんな今の生徒会本部役員が決めた今年の文化祭のテーマは
 『仲間愛 ~be impressed with~』です。
 発表当日だけ盛り上がるのではなく、文化祭の発表を作っていく当日までの過程でクラスがひとつにつながって想いを共有し、一緒に感動できるものにしたい。そんな願いがこめられたテーマです。
 先日、3年生5クラスのうち、3クラスの劇の主役は生徒会本部役員だという話を聞きました。セリフを覚えたり、演技を考えたり、主役となるととても大変だと思います。それでも、生徒会本部役員のメンバーは生徒会室に定期的に集まってきます。本部役員としての仕事があるからです。文化祭のしおりの準備に当日の司会進行の打ち合わせなどなど、その大変さは想像できますか? そこまでやれば充分だと思うのですが、さらに、開会式で何かしようと考えているようです。この努力が◇◇中をよりよい学校にすることにつながったらいいなぁと思います。

壊す人 VS 創る人

 先週の金曜日の放課後に教室へ行くと、何人かの人が怒っていました。まだまだ練習が不十分で練習が必要なのに、さらに部活優先時間よりも前なのに、さっさと部活に行ったり家に帰ってしまった人がいたというのです。
 こういう人を、「壊す」人と言います。「壊す」人は、頑張ろうとする人のやる気を壊し、生徒会やクラスなどの集団の団結を壊し、一人一人の能力を発揮するチャンスを壊し、結果として一人一人の可能性まで壊すことにつながる、とても困った人です。
 自分たちだけ楽しめればそれでいいと考える人も同じです。クラスの中の一部の人だけが盛り上がっても、クラスとして、または生徒会として、あまりプラスにはつながりにくいですから。また、練習や準備をする期間中はいい加減にやっておきながら、当日だけ、少し頑張ってそこそこの発表をやってしまうような人も「壊す」人と言えるでしょう。
 それに対して、自ら率先して努力をし、「一緒にやろうよ」などと声をかけ、周りの人にやる気を出させるような人を『創る』人といいます。仕事をクラスの人たちと協力して進め、つながりを深めていく人もそうです。こういった人たちは生徒会やクラスなどの集団のパワーを引き出し、結果として自分自身も含めた一人一人の可能性を広げていくので、とてもありがたい存在です。
 今年の文化祭でも、生徒会本部の願いやテーマにかかわらず、「壊す」人が出てきたようです。こうなれば「壊す」人 VS 『創る』人との勝負です。

 先週の学級通信で、僕は「みんなは何を目指しているのか、担任としてわけがわからなくなっています。」と書きました。これは『創る』人の動きが見えないことがひとつの原因です。さっきの怒っていた人は、僕に「やる気のない人をどうするんですか?」と聞いてきました。担任にどうにかしてほしいという気持ちの表れだと思います。それまで、こんな意思を表明した人が少なかったということが、僕には不思議で仕方がなかったのです。どうしたいのか、またはどうしてほしいのか。そんな意思表示がなければ周囲に何も伝わらず、クラスは動いていきません。
 また、「壊す」人がいつまでそのままなのかについても不思議に思っています。もう来週の木曜日は本番なんですよ。中には「何でやりたくもないことをやらないといけないんですか」という人がいるかもしれません。でも、文化祭は生徒総会やクラスの話し合いでやると決めたことです。話し合いで決めたことに従うのは民主主義の大原則です。それでもやりたくないというならば、それは個人的な『わがまま』です。そんな人は民主主義のルールを覚えなければならないと思います。
 クラス目標の達成のためにも、今から何をしなければならないのか。よく考えて即行動に移すべきだと思います。