ぴよぴよ大学入学試験

ぴよぴよ大学入学試験とは

 先週の金曜日、1組では「ぴよぴよ大学入学試験」に挑戦しました。これは、集団の中にあるよい人間関係やよいはたらきによって人間はよりよい成長をすることができる、という考え方に基づいて作られたグループワークトレーニングと呼ばれるもののひとつです。これらは課題に取り組んで実際に体験をすることと、その振り返りをする中で集団のはたらきや人間関係といったものについて学習する目的で作られました。ですから、実際にぴよぴよ大学という名の大学がどこかにあるわけではありません。
 「ぴよぴよ大学入学試験」は20問の三択クイズがあって、その問題にまず各個人で取り組んでもらい、次に班でその答えを公開してから話し合い、班としての解答を出してもらいます。ただし、話し合いのときに多数決で決めることや、この答えを認めるかわりにこの答えを認めろといった取引は禁止というルールはあります。
 さて、班での話し合いの様子を見ていると、身振り手振りを交えて力説する人。いろんな人に意見を求めて話し合いを進めていく人。自信がないのか下を向いている人など、見ていて非常に面白かったです。白熱した話し合いになったので、班としての解答がすべて出そろったのはもうすぐ終わりのチャイムが鳴るころでした。そのため、答え合わせは今日になってしまいました。

結果は

 個人の結果はKO君が60点でダントツのトップ、KAさん、KW君、TTさん、MN君、KB君の5人が45点で2位、SB君、KH君、MEさん、OR君が40点で以上がベスト10でした。
 班の結果は5班が45点、2班が40点、4班と6班が35点、…ということで、5班おめでとう! で終わってはグループワークトレーニングじゃありません。

話し合いの効果

 各班のメンバーの平均点を計算すると次のようになりました。
 1班 34.2  2班 35.0  3班 30.8
 4班 29.3  5班 40.0  6班 31.4

 これは、それぞれの班の「班としての能力」になります。これを見ると5班はもともと班の能力が高かったことがわかります。
 今回の課題の目的のひとつに、きちんと話し合いをすることで班の能力をどれだけ高めることができるか、があります。そこで、班の得点と班の平均点との差を計算し、それが班の平均点の何%になるかを計算してみました。この数値が大きいほど話し合いの効果があったことになります。
 それによると、話し合いによる能力アップの結果は19.5%で4班が優勝、2位は14.3%で2班、そして5班は12.5%で3位という結果になります。
 別の見方をしてみましょう。2班と4班は班内の個人の最高得点と班の得点が同じですが、他の班は班の得点が班内の個人の最高得点を下回っています。班の中に40点以上取った人がいたのに、その人の能力を活用できなかったと言えるかもしれません。「話し合い」の進め方などについて、工夫が必要だったということです。
 僕は今までに何度かこの「ぴよぴよ大学入学試験」をやってきましたが、過去には班の得点が班内の誰よりも高い点数になったことがありました。班で話し合いをする中で、一人ひとりの能力と持っている知識をできるだけ引き出して班としての能力や可能性を高め、班としてもっと大きな力を出すことができたということです。それが集団のはたらきのすごいところです。毎日の学校生活で係の仕事や清掃活動、朝学などに班を基本にして取り組むのも、宿泊行事で班を活動の基本にしてきたのも、このことが目的のひとつになっています。

文化祭の取り組みに向けて

 残念ながら、今回の結果を見ると1組ではどの班もそこまで到達できていませんが、この結果はこれからもずっと続くわけではありません。これからの一人ひとりの努力によって、もっともっとよい班、よいクラスに変えることができるはずです。
 とりあえず文化祭にむけての取り組みが、それに向けての挑戦になると思います。今回の経験を元に何に注意をし、一人ひとりがどうして行けばいいのか、班としての課題は何かなど、しっかりと考えて見ましょう。