コスモスはどうなったか
雑草とコスモス
5組の文化祭の劇に出てくるコスモスを、造花などではなく本物を使いたい。そんな思いつきが話の発端です。ちょうど以前畑として利用されていた体育館のウラが放置されているので、こっそり活用しようと考えたのでした。そのコスモスは一体どうなったのか。今回の学級通信はその報告編です。
種まきの時期を過ぎていたので、3軒もまわってやっと見つけたコスモスの種は、全部で10袋。そのうち2袋分はクラスの何人かでわけて持って帰ってもらったので残りを体育館ウラに蒔くことになりました。一袋に約80粒入ってたのでかなり広い面積が必要です。
まず、雑草を何とかしなければなりません。そこで、校務員さんにお願いして学校の草刈機を借りました。刃を交換したばかりで切れ味はよく、順調に作業は進んだんですが、勝手に生えているコスモスがあちらこちらにあるのを見つけたので、それもついでに利用しちゃおうと考えました。これを『欲の皮が張る』といいます。なるべくコスモスを避けて草刈をしたため、草刈の跡は非常にいびつなややこしい形になってしまいました。これが後日苦労をする原因のひとつになりました。
ちなみに、欲張って残したコスモスと思った花は花びらが黄色いタイプで、今咲き誇ってます。文化祭には役立ちそうもありません。
灰と蜂
草を刈ったら、次は土を耕します。ところが、体育館ウラは焼却炉もあったところなので、場所によっては灰が出てくるんです。これでは困るので、いびつな草刈後をさらにまだらに耕すことになりました。これも失敗の原因です。種を蒔いているうちに、蒔き終わったのはどこで、これから蒔くのはどこかが途中からわからなくなってしまいました。一人で作業していたこともあかんかったなぁと反省してます。
さらに、作業を進めている途中で首筋に何かがとまったようなので何気なく手をやると、首筋に激痛が走りました。これは蜂だと思いあわてて手で払おうとすると、今度は親指にも激痛が。これがホントの『泣きっ面に蜂』です。すぐに病院へ行ったらガーゼをあてたりして、見た目が非常にたいそうなものになってしまい、ちょうどその日は脚本係が集まる日だったので恥ずかしかったです。
水やりと発芽率
種をまいた後は、芽が出てくるまで水やりが大切です。さっそくホームセンターへ水やりの道具を買いに行きました。予定では、ホースは学校のものを借りて、そのホースの先につけるものだけを買うつもりだったのですが、ホースやホースを巻くやつなどがセットになったもののほうが安かったのでそれを買いました。そして体育館ウラに行って水まきをやろうとすると、なんと安かった分ホースがとても細く、水がちょろっというかんじにしか出ません。これを世間では『安物買いの銭失い』と言います。
ま、仕方がないので時間はかかるけど、それで毎日朝夕、休みの日も関係なく水をまきました。最初に芽が出たのはそれから3日後。それから次々と芽は出てきたのですが、蒔いた種の数に比べて少ないです。普通、発芽率は70%ぐらいあるはずですが、やはり時期が遅すぎたのかもしれません。そうだとすれば、今年発芽しなかった種は来年芽を出し、体育館ウラはきれいなコスモスがたくさん咲くことになるのでしょう。
雑草恐るべし!
本葉が出て大きくなり始めた頃、お盆休みに入りました。さすがに毎日水やりと言うわけにはいきません。しかし、ちょうどその時期には適度に夕立が降ってくれたので助かりました。お盆が終わって久しぶりに体育館ウラへ行ってみると、わずかな期間なのに雑草が激しく生い茂っていて、細く小さなコスモスはいったいどこにいるのかほとんど見えなくなってしまいました。雑草恐るべし!
他のクラスに内緒でこっそり育てるという目論見だったので、整備担当の先生にお願いして2学期の校内整備では2年5組の草取り担当場所を体育館ウラにしてもらったのに、それも無駄になってしまったようです。『骨折り損のくたびれもうけ』といったところでしょうか。
しかし、『転んでもただでは起きない』精神で、なんとかこのピンチを乗り切るつもりです。『七転び八起き』という言葉も頭に浮かんだんですが、7回も転びたくないのでやめにしました。とにかく、『災い転じて福となす』になればいいなと思っています。文化祭当日まであと1ヵ月。一人一人のやる気と努力を、お願いします。