3年4組 緊急事態だ!

ホリゾント全滅

 土曜日の朝、技術棟の金工室内の水道から水が出ているのが発見されました。金曜日の夕方、戸締りをしたのは僕で、蛇口から水が出ていないことはきちんと確認していました。また、校内のすべての戸締り等を見回ってくださる管理員さんも異常はなかったことを確認しています。ところが、翌日の朝、水が大量に出ていました。部活で登校していた何人もの先生や生徒たちが手伝ってくれて、なんとか対応はできました。本当に感謝しています。
 外部から誰かが侵入したような形跡もないし、だいたい水を出すためだけに侵入するというのは考えにくいです。謎は残りますが、それよりもホリゾントの状態です。水が大量にあふれたため、金工室内の床だけではなく技術棟のろうかにまで広がるような状態で、金工室内に広げてあった2枚のホリゾントは完全に使えなくなってしまいました。
 色塗りの作業は、まだほとんど進行していなかったのでポスターカラーはたいして無駄になっていません。しかし、模造紙を貼り合わせる作業は最初からやり直さなければなりません。文化祭本番まであとわずかになったこのタイミングで、この時間的なロスは大きいです。
 なげいていても仕方がないから、みんなで協力して乗り切っていくしかありません。ただ、「みんなで協力して」という、この部分に大きな問題、『緊急事態』ともいえる問題があると僕は思っています。

  ※水があふれたのは、水道蛇口部分の不具合が原因でした。
  ※この学校では3年生が劇をします。各クラスが練習や作業場所として特別教室が割り当てられていました。

さっさと帰った人たち

 金曜日には1回目の体育館練習の割り当てがありました。とは言っても、時間は25分間しかなく、役者は立ち位置の確定もできていないどころか、セリフをきちんと覚えていない有様だったので、机やいすの配置を試してみるようなことが中心でした。けれども、実際の舞台に立って確かめることができたことがいくつもあるので、これで役者の練習はスムーズに行けると思いました。
 ところが、終礼が終わってふと見ると、何人もがさっさと帰っていたあとだったんです。病院に行かなくちゃいけないなどの理由があった人もいるかもしれません。それでも、すぐに帰った全員にそんな理由があったとは思えません。この日も放課後に残って工夫しながら練習や準備をするのは当たり前のことだと僕は思っていましたが、そうではなかったんですね。こんな状態で「みんなで協力して」なんてむずかしいと思いませんか?

さらに帰った人たち

 さらに驚いたのは、役者が何人かいないから練習ができないということで何もせずに帰った人たちがいたこと。
 なぜ? なぜ何もしないで帰ったのでしょうか。それは、自分が担当する仕事だけをすればよいと思っていたからかもしれません。先に帰ってしまった人に責任を押しつけることができるからかもしれません 他にすることはないと、決めてかかっていたのかもしれません。でも、もっと自分に出来ることは他にもあるんじゃないかと考えてほしかったです。本当にできることは何もないですか?
 そうじゃないでしょう? 金工室に行けば、ホリゾントの製作をやっている人たちがいましたよ。「今日は役者の練習ができないから、ホリゾントを手伝いに来たよ!」などと言えば、そして、一緒に色を塗るなどの作業をしていたら、ホリゾント担当の人たちはどんな気持ちになったでしょう。きっと、とてもうれしかっただろうなと思うのです。
 そこからクラスの団結と呼べるものは生まれてくるのです。そういったことの積み重ねが、居心地のよいクラスを作るんです。
 特に用事もないのにさっさと帰った人たちはもちろん反省してもらわなければならないと思いますが、はじめは練習や準備をやろうと考えて残っていたけど結局はそのまま帰ってしまった人たちも反省するべきではないでしょうか。
 教室の後ろの黒板に書いてある予定表では、今週の土曜日から始まる連休明けまでに演技もホリゾントなども完璧に仕上げることになっています。しかし、今の3年4組がこんな状態のままでは、とても達成できないんじゃないかと非常に不安があります。
 もっとクラス全体を見て、何をするべきかをよく考えてください。