良いクラスとは
さっそく問題が出てきたぞ
文化祭は、取り組み期間が長いです。その長い取り組みの中では、必ずと言っていいほど何らかの問題が出てくるものです。
どうしても必要な物が用意できない。どうすればうまく表現できるか、工夫する方法がわからない。準備していた道具などが壊れてしまった。というような物理的な問題と、自分の役割を果たさずにさぼってばかりいる人がいて腹が立つ。どう進めていくかでやり方・考え方が合わず無視されるようになった。というような人間関係の問題とがあると思います。
さて、4組の文化祭の取り組みで、さっそく問題が出てきました。昨日、役割分担を決めようとしたんですが、声優と人形の操演に立候補した人がほとんどいない状態でした。僕は、これはとても大きな問題だと思いました。
やる気を出そうよ
みんなの中にがんばって良い舞台発表を作りたいという気持ちがないとすれば、大きな問題であるということはわかりやすいと思います。逆に、そういう気持ちがあったとしても恥ずかしいとか照れくさいとかいう理由で積極的に手が挙がらなかったとしても、やっぱり問題だと思うんです。2年4組の集団としての質を問われていると思うんです。
とりあえず、男女分かれてそれぞれ声優を決めるところからやり直して、必要な13人のうち12人まで決めることができました。今後つづきを決めていきますが、まず、みんなやる気を態度に出そうよ。僕は4組のみんながやる気を持っていないなんて思いません。でも、それを周りから見える形で出さなければ、雰囲気は盛り上がりません。「あの人もがんばっている。自分もがんばろう。」とか「あの人もがんばってくれた。自分もがんばってよかった。」 そういうことの積み重ねがクラスにとっては非常に重要なんです。
良いクラスとは
『良いクラス』というのはどんなクラス?という質問に対して、返ってくる答えは様々です。人によって受け取り方やイメージが微妙に違っていたりするからです。でも、整理してみると「人間関係などの問題がないクラス」にまとめられそうです。
でも、僕の持っているイメージは、少し違います。良いクラスとは「問題を解決できるクラス」なんです。40人近い人間が集まったクラスでは、どこかで問題やトラブルが発生するのは普通のことです。「自分のクラスは何も問題のない良いクラスだ」という人は、もしかしたらそんな問題にまったく気がついていない可能性があります。
問題を解決するためには、問題の存在やその問題の深刻さといったものに気がつかなければなりません。そして、気がついても関わりを避けて問題解決のために行動しないのではなく、問題解決にむけて実際に行動する人が必要です。「問題を解決できるクラス」がいいなぁと思う理由は、ここにあります。
問題解決のためのポイント
問題を解決できるクラスにするためには、いくつかのポイントがあると思いますが、今の4組に必要かなと思うことは、まずコミュニケーションを大切にするということです。お互いにいろいろ話をすることができたら、そんな中からクラスの中に問題があれば気づくことができるようになるし、解決のための方法も見つかりやすくなります。具体的には、例えば昼食の時に机をくっつけることができていない班が多いですが、これではあなたたちと協力する気はありませんと宣言しているようにとられるかも。きちんと班の形にすることから始めましょう。ほかにも掃除の時に声を掛け合って作業を進めるなど工夫しましょう。そのうち、いろんな話ができるようになります。
もう一つ大切にしてほしいことは、自分と自分の周囲を客観的に見る広くて大きな視点を持ってほしいということです。物事の一部だけを見て思い込んでしまうと、それが誤解になって問題の解決にならないこともあるのです。以前「あいつはいつもさぼっている」と班長から聞かされたので、その人に話を聞いてみると「何か手伝いたいと言っても何も言わず、勝手に作業を進めている。どうせ何もできないんだったらと思って遊びに行っていた。」という答えが返ってきました。コミュニケーションがきちんとできていれば、または、もう少しお互いに広い大きな視点があれば、問題にすらなってなかったかもしれません。