6組の今まで と これから

1学期の3年6組

 年齢を重ねるにつれて、月日の経つスピードが早くなったように感じるとよく言われます。そのせいでしょうか、あっという間の1学期だった気がします。だからといってそのまま終わるのではなく、振り返って反省をすることも大切ですので、今日は1学期の3年6組について話をしたいと思います。

すごい3年6組

 昨日の学級通信、みんなちゃんと読んでくれました? ずいぶんと遅くなったけど、修学旅行の感想文集からの抜粋でした。クラス全員の意見が載っています。もしも、まだ読んでいないという人は今日、家に帰ったら読んでください。
 さて、修学旅行を振り返ると、6組ってすごいなぁと感じるところがあります。まず行きのバスレクで、係の人たちのがんばりも良かったけど、みんなの協力しようとする雰囲気が良かったところ。「古今東西」って少人数なら盛り上がることがありますが、クラス全員で、しかもバス車内ではなかなか盛り上がりにくいものです。それが、そこそこ盛り上がったわけで、僕は今までこんなクラスを見たことがありません。飯田運動公園での昼食時には、自然に輪になって食べるし、その後の遊びの時間も楽しめました。また、五平餅作りとジャム作りでもそれぞれ楽しくできたと思います。
 ミーティングは1ヵ月半もかかりました。こんなにかかったクラスも珍しいというか、たぶん今までなかったと思うし、これからもないと思います。しかも、その内容は6組以外の人には言えないけど、本当にいろんな話が出たし、さらにその話を受けていろんな人がいろんな意見を言うし…。 そこが、時間がかかった原因なわけですが、ほんと、すごいクラスだと思います。

不思議な3年6組

 でも修学旅行に行く前には『前のクラスのほうが良かった。』 いったい何人から聞いた言葉でしょう。修学旅行を終えて、新しい人間関係を作ることができて、何人かは感じ方が変わりましたが、まだ6組での居心地が良くない人はいるようです。
 原因は、人間関係かもしれないし、授業中などの雰囲気かもしれません。何が原因なのか、本人にもわからないこともあるかもしれません。6組は、うるさい人もいれば物静かな人もいる。いつも真面目に物事を考える人もいれば、自分が面白ければそれでよいというような感覚を持つ人もいます。非常に個性的な人が集まったクラスだと思います。そんな多種多様なメンバーがいることが、知らず知らずのうちに精神的な圧迫感を感じさせて、6組での居心地を悪くしてしまうのかもしれません。
 不思議だと思うのは、そんな人たちがいるのにもかかわらず、修学旅行では数々のすごいことをやってのけたこと。僕は未だに「6組」をつかみきれていないと思います。

これからの3年6組

 教育相談等で「2年生のときのクラスよりも今の6組のほうが良い」という人もいました。当然何人もいます。逆に「2年生のときのクラスが良かった」と思っている人も。きっとどのクラスにも、このクラスが良いという人とそうではないという人がいるのでしょう。
 理想は、本当にクラス全員がこのクラスで良かったと思えることでしょうが、現実にはむずかしいものです。では、現実的な良いクラスとはどういったものでしょうか。僕は、良いクラスを目指そうと努力するクラスだと思っています。クラスの中にさびしい思いをしていたり、イヤな気持ちを抱えている人の存在に気がつけるクラス。クラスの中に何か問題が発生したときにそれを放っておくのではなくて、何とか解決しようと試行錯誤しながらでも努力をするクラス。行事にしっかり取り組んで盛り上がるのはもちろんですが、勉強にもしっかり取り組めるクラス。そんなクラスが良いクラスだと思うし、これから3年6組が目指すべき目標だと思います。
 決して無理な話だとは思いません。修学旅行でのこともありますが、例えばワックスがけの翌日、正門であいさつ運動をやっている生徒会本部や欠席者の机が廊下に放置されているクラスもあったのに、6組は誰かがきちんと教室内に運んでくれています。他にも、小さなことですがいつの間にかできていること、誰かがやってくれていることがいっぱいあります。6組ってそんなクラスなんです。それに『このクラスは居心地がよくない』という声が聞こえてくること自体が、じつはすごくよいクラスになる可能性を示しているのかもしれないと思っています。我慢して本心を隠すのではなく、本心を言えるってことは周囲に対して信頼する気持ちが生まれているからだと思えるのです。そう思いませんか?
 多種多様な個性も、様々な場面でクラスのために活かすことができる財産だと考えることもできるでしょう。これからの3年6組はどんなクラスになっていくのか、僕はとても楽しみだし、期待もしています。とりあえず、夏休みは身体と心と脳に十分なエネルギーを補給して、次のステップに向かう準備をしてください。