じつは… の話 Part2
懇談中に担任発熱!
懇談1日目に、なんとなく身体の調子がおかしいなと感じてはいたんです。セキや鼻水などはないけど、少し喉に違和感があるのと身体がだるい感じ。それでうがいをするなどしてとりあえず様子をみていました。
2日目には、その状態はひどくなってきて、懇談が始まる前には発熱してるような感じがしてました。でも、もしも体温を測ってホントに熱があったときは精神的にきつくなるので、気合いを入れて懇談に臨み、懇談が終わって職員室に戻ってから体温を測ってみました。38.3℃ありました。
懇談はまだ続くので、すぐに学校を出ていつも行ってる近所の病院に診察時間ぎりぎりに行って診察を受けました。医者の見立てでは、扁桃腺が赤くなってところどころブツブツと化膿しているということでした。扁桃腺で熱を出すなんて、おれはお子さまか? と思いながら、事情を説明して点滴をしてもらいました。診察時間ぎりぎりに行っておきながら点滴をお願いするということは、病院の方に残業をしてもらうことになるわけで、一瞬だけイヤな顔をしただけで快く応じてくださった病院の方には本当に感謝しています。ただ、看護師さんが針をさすときに失敗して内出血を起こし、右ひじの内側が気色悪くなってしまったのは参りました。きっと僕の先週の運勢は最悪だったに違いありません。
担任の発熱 その後
病院でもらった薬が効いたのか、懇談3日日の朝には37.6℃、4日目の朝には37.3℃にまで下がりました。このまま順調に行くかと思っていたら、その日の昼食時に飲む薬を忘れてしまい、一気に病状が悪化しました。懇談が進んでいくに連れて体温が上がっていくのがわかります。その日の懇談の終わりごろには、顔が赤くなっていくのもわかりました。懇談を何とか精神力で乗り切って職員室に戻って体温を測ると38.8℃ありました。自分でも驚いてしまいました。
すぐに自転車に乗っていつもの病院に直行。事の次第を説明すると医者も看護師さんもあきれていました。再び点滴をして(こんどは内出血はなし)、薬の追加ももらい、3連休の1日目2日目は女バスの試合引率で片道1時間半かけて会場まで行ってきた以外はおとなしく過ごしました。最終日には回復して、翌日の土曜日には通知表の所見を完成させるために朝から午後まで学校で仕事しました。
仕事と責任
発熱しながらも僕は仕事を休みませんでした。それは、僕には担任として君たちの保護者に学校生活での様子などを報告する責任があったからです。同時に家庭での様子などを聞かせてもらう責任があったからです。仕事をするということは、こういうことだと思っています。
こんな話をすると、仕事をするって、すごくしんどいことだと感じてしまう人もいると思います。実際に、しんどいこともありますから。隠しても仕方がないから、その部分は認めておきます。11月の職場体験でも、たった一日だけどすごくしんどい思いをする人もいると思います。「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と、床掃除の繰り返しだけで、ずっと立ちっぱなしとか。昼休みに45分間、午前と午後にそれぞれ10分間程度の休み時間が1回ずつしかなくて、あとはずっと流れてくる仕事をしているとか。なかなかお客さんが来なくてヒマなんだけれども、いつお客さんが来るかわからないから、きちんとしていなくちゃいけないとか。嫌な客が来ても笑顔で接していなくちゃいけないとか。それぞれの仕事にそれぞれのしんどさがあると思います。しんどさのない仕事なんてこの世に存在しないかもしれません。
でもね、自分が最後まで仕事をして責任を果たすことができたときの喜びとか。自分が仕事をすることで誰かに喜んでもらえる快感とか。納得できる製品を完成させたときの感動とか。一緒に仕事をやり遂げたときの仲間との連帯感とか。取引先との長いつき合いの間に得られた信頼感とか。もちろん、給料日にもらえるお金のありがたさもあります。家族と笑顔で暮らしていくためには、お金が必要ですから。
こういったしんどさを上回る『何か』も、それぞれの仕事にはあるのです。11月の職場体験では、こういったこともぜひ体験して欲しいし、そこから多くのことを学んで欲しいと思います。
※この話は2005年の話です。