「良いクラス」 と 「もっと」

ほうき担当の班から

 教室掃除のほうき担当の班からクラスのみんなに言いたいことがあるという申し出がありました。さっそく昨日の終礼のときに、時間をとりました。その内容は教室の後ろのロッカーに入れているカバンがはみ出したりしているので、掃除のときに困るからみんなに協力して欲しいというようなものでした。
 その話を聞いていて、僕はすごいなぁと思いました。自分たちで自分たちのことを考えて行動できるって、簡単そうで結構むずかしいんです。まず、問題点に気がつかなくちゃいけない。簡単に見過ごしてしまう人が多いですから、気がつくことができるって実はすごいんです。
 次にどうすればいいのか考えなくちゃいけない。自分たちで頑張るのか、誰かに頼るのかなど、解決のためにはいろんな可能性が考えられるから、考えているうちにこんなことめんどくさいなぁというような気持ちになりがちです。それに人間ってなるべく楽をしたいって考えることが多いものです。それを抑えてまじめに考えるってことも、やっぱりすごいんです。
 そして、最後に考えたことを実行しなくちゃいけない。今回の場合、みんなの前で話をしました。恥ずかしいとかいう気持ちになりがちですよね。それができたってことは、やっぱりすごいですよ。

本当に良いクラスとは

 良いクラスってどんなクラス? って聞かれたら、君たちはどう答えますか?
 「いじめとかそんな問題がないクラス」などと答える人が多いのではないでしょうか。たしかに、そんなクラスがあれば良いクラスだと言えるかも知れません。でも、ぜんぜん『問題』がないクラスってあると思いますか? 僕は、そんなクラスなんてないと思っています。
 自分のクラスには本当に何も『問題』はないのだと言い張る人がいるかもしれませんが、それは『問題』がないのではなく『問題』があることに気がついていないだけじゃないかと思うのです。僕に言わせれば、本当に良いクラスとは『問題に気がついて、自分たちできちんと解決できるクラス』です。
 今回のことで、6組にはそういう部分があることがわかって、とてもうれしく思っています。これから掃除のときにみんながカバンに気をつけることで、きっと6組の掃除はよりスムーズにできるだろうし、机の上に載っているペンケースも掃除のときにジャマになっていることなど、他の問題点を解決していくことにつながるかもしれないなぁと期待したりして、少しワクワクしています。
 ぜひ、大切にして欲しいですね。

感想文の中身

 でも、6組にはいいところばかりではありません。宿泊学習の翌日、感想文を書いてもらいましたが、その時に『この用紙、全部埋めなくちゃいけないんですか?』と質問してきた人がいましたね? 小学校では、こういうときに最低どこまでは書くようになどと言われていたのでしょう。だからこんな質問が出てくるのだと想像できます。でも、みんなはもう中学生です。そこで、僕は『そんな質問をすること自体が、ちょっと違うと思う。こだわるべきなのはそこじゃないやろ?』というような答えをしました。
 僕が言いたかったことは、君たちが気にしなくてはいけないのは「どんな内容を書いたか」とか、「どんな書き方や表現方法を使ったか」といったことだということ。つまり、どのぐらいの量を書いたかを問題にするのではなく、文章の中身を問題にするべきですよということです。そんなことは当然すぎる話だと思うし、わかってくれるだろうと思ってその場ではあまりていねいに説明しませんでした。
 ところが、そのことが全然わかっていない人がいたんですね。感想文の文章が途中で終わっている人。大きめの字を書いて文章の量を水増しして、その内容はもうひとつな人。たった3行書いただけでおしまいの人など、読んでいて『えっ?』と思うような人が何人かいました。もっとていねいに説明するべきだったと、僕も反省しました。
 提出に関しては何日も遅れた人たちがいて、何度も催促をしてやっと全員分がそろうという状態でした。それではいけません。
『もっと』内容にこだわり、『もっと』良いものをつくっていこう。そんな『もっと』という気持ちをしっかりと持って欲しいです。