サザエさん と 宿泊学習
サザエさん症候群
日曜日の夕方、僕の家では 笑点 → ちびまるこちゃん → サザエさん の順番にテレビを見るパターンが定着しています。楽しく見て、時には笑って過ごすのです。
ところが、サザエさんを見ながら気が重くなり、やる気も出てこないどころか本当に体調がおかしくなってしまう人がいます。このような状態を「サザエさん症候群」と呼びます。
これは、サザエさんの放送が日曜日の午後6時30分から始まるために「もう休みが終わってしまう」とか「明日から学校(仕事)だ」というイメージと強く結びついてしまい、その結果、気が重くなったり頭痛を引き起こしたりするもので、別にサザエさんが悪いわけではありません。ただ、長い間放送されている国民的なアニメなので、その症状とか雰囲気がわかりやすく表現できることから名付けられたようです。
サザエさん症候群になりやすい人にはいくつかの共通点がみられます。そのひとつに「人とのコミュニケーションがうまくいかない」というものがあります。たしかに、誰とでも話ができて周囲の人たちとコミュニケーションがうまくできている人は、学校や仕事を楽しむことができるので、「もうすぐ休みが終わってしまう。いやだなぁ」などと考えることはほとんどないと思います。
ということは、周囲の人とのコミュニケーションをうまく改善できれば、サザエさん症候群を解決できる可能性があるということです。
宿泊学習の意義
いよいよ来週、宿泊学習に行きます。どのクラスもその準備を着々と進めていると思います。〇組も寝るときの部屋割り、バスの座席、係分担、いかだのチーム分けなどを決めてきましたが、その時に僕が一番留意したことは『できるだけ新しい出会いや新しいつながりの機会を増やす』ことです。
なぜなら、1泊2日一緒に生活し、協力しながらプログラムをこなし、係の仕事に取り組んでいく中で、半ば強制的に周囲の人たちとコミュニケーションをとることが要求されます。それが、これまでとは違う種類のコミュニケーションや、より広いコミュニケーションを作っていく経験を積み重ねていくことになるし、もしかすると宿泊学習をきっかけにして本当に人間関係が広がっていくかもしれないからです。
以前、宿泊学習は仲良しグループで遊びに行くのではなく、クラスみんなでいろんなことを学習するために行くのだと言いましたね? コミュニケーションに関連することもそのひとつです。だから、仲のいい人たちとできるだけ一緒になれるように画策するような行動に対しては強く注意をしてきました。
来週の宿泊学習で〇組の中のコミュニケーションがグーンと広がったら、〇組の中にもしもサザエさん症候群の人がいたとしてもそれを解決できるばかりか、これからサザエさん症候群になることを予防できると僕は思っています。「宿泊学習の意義」について、わかってもらえたでしょうか。
準備をしっかりと進めよう
〇組の班長たちは、先週3日間も放課後に残って話し合ったり、準備を進めたりしていました。僕は特に指示していません。自分たちで自主的に集まっているのです。しかも、ちゃんと「今日も班長で残っていいですか」と担任に許可を求めて来るのです。すごい責任感ですよね。こういう人たちがいると、宿泊学習がとても楽しみになってくるし、たとえ当日失敗しても許せてしまうなぁと思います。そして、1年〇組という集団が集団として成長していくんだろうなぁと僕はワクワクします。
ところが、そんな人たちばかりではないんですね。「準備のために放課後残ろう」と言われるとイヤな顔をし、なんとか放課後に残っても早くクラブに行きたいのか帰りたいのか、もっといいものを作ろうなんていうやる気なんてまったく出さないで「もうそれでええやん」「早く終わろう」「あとやっといてな」などと言う人がいるんですね。宿泊学習の意義をまったく理解していないこんな人がいると、クラスのコミュニケーションはなかなか広がらず、クラスも成長しません。それは、クラスのメンバーである君たちにとっても大きなマイナスです。
準備に使える日はあと10日もありません。後悔することがないように、しっかりと準備を進めていきましょう。