球技大会から学ぶこと
球技大会
クラスの親睦を深め、学年交流を図るという目的で、卒業を前に、昨日球技大会をしました。ちょうど他の学年がテスト中でいないこともあって、遠慮なくドッジボールを楽しむことができました。夕方から雨が降るという天気予報がありましたが、球技大会中に雨が降ることもなく、その点も良かったです。
さて、6組の結果は、男子が3勝2敗、女子は・・・・ ということで、かなり余裕で賞状を逃しました。まぁ、欠席者やケガによる見学者が多かったから、参加できた人数が少なかったし、さらに男子は競技中にケガ人や足がつってしまう人が出てしまい、ますます人数が少なくなるという状態でしたから、仕方がないでしょう。
女子は、・・・・という結果でしたが、試合がすべて終わって閉会式の準備をしている間に輪になって円陣パスをやっていましたから、結果に関係なく楽しめたのではないでしょうか。
球技大会のルールの問題
そんな球技大会から何を学ぶのかと聞かれたら、団結力だとか努力だとかクラスの雰囲気に関するようなことをすぐに思い浮かべるかもしれませんが、違います。君たちの担任はそういう点ではすごく変わった人かもしれないなと自分でも思います。
実は、球技大会の直前になって、ルール上の問題がいくつか出てきました。ひとつのコートにボールは2球あるけど、試合の開始はどうするのか。最初から外に出ている人は、いわゆる「命」があるのかないのか。こういったことが、はっきりと決まっていなかったので、みんなそれぞれバラバラな考え方捉え方をしていたんです。
他にも最初に外の人数を3人にそろえておいて、最終的には外の人数で勝敗が決まってしまうというルールに関して少し問題がありました。例えば男子の6組vs3組の試合は、白熱した試合展開で見ていてもすごく楽しかったのですが、試合時間が終わった後、中に残った人数を数えると6組の方が少なかったのに、6組の元々の人数が少なかったから外の人数は3組の方が2人多くて、6組勝利という結果になってしまいました。自分たちが勝ったと思って喜んだ3組の人が、なんだかかわいそうです。
また、中にいる人が全滅したときの勝敗はどうなるのかということも問題でした。極端な話、欠席者が多いクラスがあったら、外は3人ですから中は1人だけです。その中に残った1人ががんばって相手チームの2人にボールを当てたあとで、やはり相手の中の人にボールを当てられたら、外の人数は4人対5人で全滅したクラスの勝ちが確定してしまうんです。それは変な話だから、やはり全滅したクラスは負けということにしましたが、それなら、最初に人数をそろえるのは外の人数ではなくて、中にいる人数にするべきだったかもしれないですね。
しかし、もうすぐ球技大会を始めるというタイミングでルールの大幅な変更をすると、そのことでもっと大きな混乱につながってしまうかもしれません。そこで、昨日の球技大会の開会式では最小限の変更、説明におさめました。
ひとまかせのミス
こんなことになってしまった原因のひとつは、今回の球技大会を企画した学年協議会にあると思います。コートの配置は、できるだけ移動する距離を小さくしようと考えていたと聞いています。他に人数調整にビブスを活用するなどよく考えられていたところもあるのですが、ただルールを決めるときにだけは、細かいところまで検討できていなかったのかもしれません。
しかし、原因はそれだけではありません。球技大会のルールを書いたプリントは何日も前から教室に掲示してありました。また、前日には終礼の時間に直接説明がありました。なのに、ルールの不備を誰も見抜けませんでした。それは先生たちも同じです。僕も、ルールの問題点に気がついたのは、球技大会の当日です。それまで、何にも考えずに見過ごしてしまったのです。
これは、学年協議会に任せておけばよいだろうという『人任せ』にしてしまった、僕も含めてみんなのミスです。そこに球技大会のルールなんて、大したことはないだろうという油断もあったと思います。そんな部分が大きな落とし穴になってしまいました。これからの人生では、何度も選択、決断を迫られます。そんな時のためにしっかりと反省し、そこから学び、今後に活かさなければならないと思います。
何かの企画をする時、誰かの案をそのまま鵜呑みにするとか、今まで通りでいいやなどと簡単に済ませてしまうのではなく、自分で考えようとする『心の姿勢』を持ちましょう。それが『人任せのミス』をなくしていく方法です。誰かの考えや過去の例を参考にするのもいいですが、まず自分で考える『心の姿勢』を持ちましょう。考えたけれども結果は同じになった。それでもいいのです。考えることを大事にしてください。僕もこの反省を忘れません。