6組の中にある課題

ある中学校の報告

 先月の懇談のころです。職員室で、ある資料を見る機会がありました。別の市にある中学校の取り組みの報告書でした。そこにはその中学校の生徒が克服しなければならない具体的な課題などが書いてありました。それによるとその中学校の生徒は、『自学自習する力が弱い、理論的に考える力が弱い、表現力が豊かでない、主体的に行動する力が弱い、他の人との関わり方が上手くできない。』ということでした。読んでいて、これはそのまま6組にも当てはまるのではないか、そんな気がしていました。

クラスで遊んで

 2学期の終業式の前の日、6組はバレーボールで遊びました。眺めていると積極的に参加して楽しんでいる人たちもいたんですが、逆にコートの中にいるだけという人たちが目につきました。中にはすぐそばにボールが飛んできても足を一歩踏み出そうともしないし、手を出すことすらしない人もいました。
 本人はジャマをしているわけでもないし、誰にも迷惑をかけていないと思っているのかもしれません。でも、それは間違いです。同じ班の人がやる気を失っていくのが見ていてすぐにわかります。また、「この班のメンバーと試合をやっても全然おもしろくない」といっている人がいました。周囲の人たちにイヤな思いをさせているのです。
 もしかしたらバレーボールが苦手なのかもしれません。失敗することが怖かったのかもしれません。仲のいい人とは一緒に遊びたいけど、6組全体で遊ぶとなるとそうはいきません。それが原因でやる気が出なかったのかもしれません。でも、そういった理由があったら、周囲の人たちにイヤな思いをさせてもかまわないのでしょうか? 下手でもいいし、失敗してもいいから精一杯取り組み、参加する姿勢が大切だったと思うのです。
 同時に周囲の人たちはクラスの中にそういう人がいることを理解し、参加しやすくなるように何らかの手立てが必要だったと思いませんか? 残念ながらこれが十分に出来なかったということは、さきほどの「他の人との関わり方が上手くできない」「表現力が豊かでない」という課題にあてはまるのではないでしょうか。

勉強しましたか?

 懇談のときに、全員に勉強に関しての話をしました。これからどうすればいいのか、どうするべきか、しっかり考えて取り組んでいくことが大切。そんな話をしたつもりです。
 さて、冬休みを振り返って、どれだけの人が宿題以外の勉強に取り組んだでしょうか。特に1学期に比べて2学期の成績が大きく落ち込んだ人たちは、なおさら今までのテストファイルを開いて点検するとか、教科書やノートを使って復習をするなど、しっかり勉強に取り組むべきですよね?
 それなのに冬休みに何もしなかったという人がいたとしたら、その人は要するに勉強しなかったんですから「自学自習する力が弱い」し、何をどうがんばるべきかを「理論的に考える力が弱い」。そして、自分から進んで勉強に取り組めないんだから「主体的に行動する力が弱い」。ぴったりあてはまりますよね。

掃除と掲示物

 昨日の大掃除の時間は、30分間ありました。普段よりも長いので掃除を始める前に終了時間を伝えました。基本的な部分の掃除が終わって、ある人たちは窓ふきを、ある人たちは美術の作品を掲示する作業を始めました。
 ふと気がつくと、たくさんいた窓ふき作業をしていた人たちが誰もいなくなりました。まだ終了時間まで10分以上もあるのに、一斉にやめてしまったのです。誰かがやめたから、それにつられてやめてしまったのでしょう。
 美術の作品は2段に並べて掲示していましたが、上の段と下の段とで大きくずれています。ぼくは最初6組の人数が奇数なので、わざと上下をずらすことで両端をきちんとそろえるのかなと考えていました。そうすれば1枚だけはみ出すということがなくなりますから。そう考えたのならすごいなぁって思いました。でも、終わってみるとそんなことはまったく考えていなくて、結果教室の後ろの掲示は妙なことになりました。
 これらも「主体的に行動」できていない、「理論的に考える」ことができていないという証拠かもしれません。これらの課題、どうしたらいいと思いますか? ひとりひとりが考えてください。僕も考えます。