メッセージ 友人関係は むずかしい
例えば ABCの3人のグループがあったとします。
ある日 BがAに「CがAの悪口を言ってたよ」と伝えました。
そのBの言葉を信じて 腹を立てたAは Cに暴力をふるいました。
さて これは 正しい判断だったと思いますか?
まず暴力は いけないことです。
さらに Cは 実際には悪口を 言っていない可能性が あります。
Bの言葉だけを信じたことは 正しい判断では ありませんね。
では Aは どのように判断をすれば よかったのでしょうか。
本当に悪口を言ったのかを Cに確かめますか?
「そんなことは言ってない」と 否定されたら
BとC どちらを信じていいのか 困るかもしれません。
Bが Aに 告げ口をした理由も さまざまな可能性があります。
Aに告げ口をすれば すぐ 暴力をふるうので 面白そうと思ったかも。
Aと もっと仲良くなりたかったので Cをワナにはめたかも。
いろいろ考え始めると わけがわからなくなります。
友人関係は むずかしいですね。
「トラブルにならないように防ぐ」ことを 考えてみては どうでしょう。
友人が 誰かの悪口を言ってきたときには
『みんなと仲良くしたいから そういうのは聞きたくない』とか
『本人がいないところで 悪口を言うのはやめよう』と伝えたら
あとで 判断に困ることは なくなるかもしれませんね。
では「あなたの悪口を言ってたよ」と言われたときには どうすれば?
自分なりの対応方法を 考えてみてください。
友人関係でのトラブルはいつの時代にもありましたが、年々友人関係をうまく作れない子どもやせっかくできた人間関係を維持できない子どもが増えているように感じます。
そして一度こじれると修復がかなり難しい事例も多いです。
そこで、トラブルが起きてからどうするかを考えるのではなく、トラブルが起きないように考えることを例示してみようと、このメッセージを書いてみました。
掲示板またはほけんだよりに掲載することをイメージしたものです。
さっそく9月のほけんだよりの裏面に掲載されました。