大きな事件や事故が起きたときの学校から子どもたちへのメッセージの例
ショックな出来事があると、いつもとはちがうさまざまな身体や心の反応が現れることがあります。
例えば、食欲がなくなる、お腹が痛くなる、何となく気持ちが悪い、眠れない、怖い夢を見る、朝起きられない、イライラして怒りやすくなる、一人で過ごすのが不安になる、何もやる気がおきない、自然に涙が出てくる、いつもより落ち着かずソワソワする、集中力がなくなる、落ち込みやすいといった反応です。これらの反応がひとつだけの時もあるし、いくつか同時に現れる時もあります。時間の経過とともに増えたり減ったりすることもあります。
人の心はとても複雑なので同じ出来事を経験しても、人によって反応の強さや反応の現れ方が違うこともよくあることです。またショックを受けていないように見える人でも、本当に平気な人もいれば、実は心の底では傷ついているのにそれを隠して平気なフリをしている人もいたりします。自分では自分に何らかの反応が現れていることに気がついていないけど、周りの人からは見えていて気になっているケースもあります。
このようなさまざまな反応は「ストレス反応」と呼ばれています。心が不安定になると誰にでも起こる可能性があるもので、人によって反応の強さや反応が現れるタイミング、そして現れる反応の種類も様々です。だから人と比べて自分の反応が違うからといって気にすることはありません。
自分自身を振り返って、これはストレス反応の可能性があるかもと感じたときは休憩をしっかりとるなどリラックスする時間を過ごすようにしてください。
ストレス反応が人によって違うように、症状が消えて回復したと思えるまでにかかる時間や回復の流れなども人によって違います。いつもと変わらない日常を過ごして人と触れ合うことで回復できることもあるし、一人で過ごす時間が必要なこともあります。
ただ、ストレス反応が長く続く場合は身体にも心にもかなり負担がかかっています。もしも2週間以上ストレス反応が続く場合やどうしていいか不安だから相談したい、家族や友人以外の誰かに話を聞いて欲しい。そんなときには、スクールカウンセラーやあなたが信頼できる先生に相談してください。
誰かに聞いてもらうだけで気持ちが楽になることもあります。誰かに話をすることで頭の中が整理されすっきりすることも、自分の本当の気持ちに気がつくこともあります。くれぐれもしんどい気持ち、つらい思いを一人で抱えないようにしてください。
また、回復したと安心していたのに突然心の中に悲しみがあふれ、苦しくなることもあるかもしれません。そうなると自分はこれからどうなるんだろうなどの不安が増すと思います。そんなときにもぜひ話をしに来てください。