メッセージ 『誰かと 一緒に 生きる』

ときどき 中学校や 高校を卒業するときに
これから誰にも頼らないで 自分一人で 生きていくんだ!
そんなことを 言う人がいます。
どうするの? と聞くと すぐ働いて もらった給料で
一人暮らしを始めると 言うんです。
でも 給料がどれくらいで 家賃や食費等にいくらかかって
一人暮らしができるのか 見通しを持ってなかったりします。

なのに 一人で 生きていくんだ! と思う気持ちは強い。
きっと どこかで そう思うようになった
なんらかの きっかけや 出来事が あったのでしょう。

でも 私は あえて 伝えたい。
長い人生では いろんなことが あるのです。
今は予想すらできないような 一人ではつらすぎることも。
だから 誰にも頼らないなんて 言わないで。
今は頼れる人が いないからといって 心を閉ざさないで。
素直に 頼りたいと思える人に 巡り合えたときのために。

もしも さらにもう一歩 前向きに考えられるなら
あなた自身が 誰かにとって 頼れる人になってほしい。
あなたが そういう存在になったとき
あなたの中で 何かが変わっていると 思うから。
それが 誰かと 一緒に 生きていく だったら 私はうれしい。

これは3月のほけんだよりの裏面に掲載されたもので、これも一緒に考えた新作です。
担任には言えないことでも、保健室の先生には具体的な不安や思いなどを相談する事例はあります。その中にはいつか家を出たいと考えている生徒はいることがあります。
そう考えるに至った理由はそれぞれでしょう。その原因を聞き出して解決の道を探ることはとても困難であることも多いし、心を開いて話をしてくれた子どもが聞き出すことをきっかけに心を閉ざしてしまう可能性もあります。もちろん説教をすることなどできません。だから、せめてこのメッセージを届けたい。そんな思いで書きました。
誰にも相談してはいないけど、同じような思いを抱いている子どももいるでしょう。ほけんだよりの裏面に添えたこのメッセージが届くといいな。