2年前の自分からの手紙 2023春

『2年後の自分への手紙』について

 3年生のみなさん、元気にしていますか。久しぶりです。去年の春まで技術・家庭の授業を担当していたMです。4月から無職でしたが、9月から◇◇中で、そして1月から△△中で支援学級の講師をしてます。
 さて、技術の授業でワープロソフトWORDの使い方の練習をかねて、みんなに『2年後の自分への手紙』を書いてもらったこと、覚えていますか? あれから約2年が経ったので、約束通り「自分への手紙」をみんなに返したいと思います。
 途中で転入してきた人たちには、「自分への手紙」がありません。ちょっとさびしいかもしれませんが許して下さい。

『自分への手紙』の感想は?

 さて、自分が2年前に書いた手紙を読むことができた人は、どんな感想を持ちましたか? 内容を読んで「こんなこと書いて、めちゃ恥ずかしい。」「こんな読みにくい文を、よく平気で書いているなぁ。」「この色の使い方、センスがなさすぎる!」 自分が書いたものに対してですから、このように遠慮なく言いたいことを言う人もいるかもしれません。
 「1年生の時のことを、思い出した。あの頃は、良かったなぁ。悩みもなかったし。」「こんな夢を持ってたんやなぁ。忘れてた。」などとなつかしい思い出にひたる人もいるかもしれません。
 本当に様々な感想を持ったのではないでしょうか。この手紙を書いたころは、中学校生活にも慣れてきて、勉強やクラブなどにやる気を持ってがんばっていたのではないかと思います。手紙の内容からそんな雰囲気が伝わってくるのではないでしょうか。

成長の足跡

 2年前の手紙を読んで、恥ずかしいなどと感じた人は多いと思います。なぜ、『恥ずかしい』と感じたのでしょうか。それは、この2年余りの間にみんな自身が大きく成長してきたことが大きな理由です。
 成長してきた道のりは、おそらく毎日少しずつの変化で、一日の成長量を見ると本人はもちろん、家族や友達でさえもなかなか気がつかないような小さな小さな成長だったと思います。でも、それが数百日も積もるとかなり大きなものになるんですね。自分でも知らないうちに大きく成長してきたから、成長前の自分が書いた手紙の内容を読んで『恥ずかしい』と感じたりするのです。そう感じるということは、今日まで成長してきたことを証明するものですね。
 急に自分の中学校の生活を振り返ってごらんと言われても、「自分の成長」を知ることはむずかしいかもしれません。しかし、今回のように1年生の時に書いた手紙を読む といったきっかけがあれば、「自分の成長」に気がつくことができるのではないかと思います。

次のステップに向けて

 さて、あらためて自分の中学校生活を振り返ってみてください。入学した頃は夢と希望に燃えて、勉強やクラブでがんばろうというやる気をいっぱい持っていたと思います。ところが、いつの間にかそれらが消えてしまい、なんとなく毎日を過ごす生活に変わっていったとか、卒業後の進路が迫ってきて焦りと戸惑いばかりでやる気を失ってしまったようなところはありませんか?
 そんな状態になった原因は人によっていろいろとあるだろうし、もうすんでしまったことは今さら言っても仕方がない部分もあると思います。しかし、これから人間としてより大きく成長するためには、みんなは過去を反省し、今後に生かすべきだと思います。
 これから中学校を卒業してからの進路を、ひとりひとりが選択しました。進学を希望する人が最も多いですが、その学校の所在地は様々です。家から遠い学校へ進学する人もいるかもしれません。また、就職することを選択する人もいるかもしれません。
 不確定な要素が関係してくる中で決断を迫られ、それぞれが考えて、悩んで、選んだ進路先です。やはりそこでがんばろうという強い気持ちを持ち続けて欲しいし、自分自身をより大きく成長させることができる何かを見つけられるといいなぁと思います。そのときにこそ「過去に対する反省」を生かして欲しいです。
 中学校を卒業して次のステップに進むことは、長い人生の中にたくさんある区切りのひとつにすぎません。何年か経てば、次のステップがやってくるでしょう。それらひとつひとつのステップで、みんな自身がどこまで大きく成長するかはみんなしだいです。多くの場合、一度通過したステップには戻れないものです。後悔しないように、よりベストの選択をできるように反省を生かし続けることを心がけてください。