空路検索から見た地球と国 2006
今回の国調べで、5組のどの班にも選ばれなかった国は次の24カ国です。
中南米:アンティグア・バーブーダ、スリナム、ニカラグア、 ホンジュラス、トリニダード・トバコ
中東:レバノン
アフリカ:エリトリア、カーボベルデ、ガンビア、ギニアビサウ、コンゴ民主共和国、サントメ・プリンシメ、タンザニア、トーゴ、ナミビア、ブルンジ、マラウィ、ルワンダ
ヨーロッパ:アゼルバイジャン、キプロス、グルジア、タジキスタン、リヒテンシュタイン、
大洋州:バヌアツ
そのまま放置しておくのもあかんかなぁということで、僕が調べてみることにしました。しかし、これらの国を単純にそのまま調べて発表すると言うのは、僕の性格に合いません。場合によってはほとんど紹介しない国が出てもいいから、思い切って何かを基準に比較をしてみたいと考えました。そこで、考えついたのが今年の春休みにその国に行ってみるとしたらどうなるのかを比べてみることでした。
早速インターネットで空路検索・予約ができるサイトを探し、次の条件で比較して見ました。
条件 ①出発地は関空か伊丹空港で、出発日は2006年3月25日(土)のみ。
②航空会社や経由地、所要時間等は問わない。
③その国に複数の国際空港がある場合、一番上に表示される空港を選ぶ。
④検索結果が複数あった場合は、最も価格が安いものを選択する。
⑤実際に行くわけではないので、座席に空きがなくても問わない。また、帰りの便は無視して、とにかく到着することだけを考える。
検索には結構時間がかかりましたが、自分なりに面白い結果が出ました。では、その結果を発表します。
なぜか検索できない国
リヒテンシュタイン、コンゴ民主共和国
何度探しても、インターネットの空路検索・予約サイトでこれらの国は見つけられませんでした。その国が鎖国政策を取っている。日本から誰も行かないから無視している。空路検索・予約会社の社長がその国のことを嫌っている。などの理由が考えられますが、これは きちんと調べてみようと思い、外務省のHPで見てみると、
○ リヒテンシュタインは小豆島ぐらいの小さな国です。そのため検索の範囲から除外された可能性があります。
○ コンゴ民主共和国は、政情不安が多少あるようですが、面積も大きく、結局なぜ検索できないのかわかりませんでした。
国際空港がなさそうな国
スリナム、カーボベルデ、ギニアビサウ、サントメプリンシペ、ルワンダ
空路検索・予約サイトで国名はあるんだけれども、空港名がまったく表示されません。どうも国際空港がなさそうです。もしも、本当にこれらの国に行くのであれば、どこか近くの国際空港のある国に行って、そこから鉄道や自動車等の陸路で行くか、小型の飛行機をチャーターしてローカルな空港に行くか、海に面しているなら船で行くかのどれかになると思います。
国際空港は作るのにものすごいお金が必要になるし、さらに維持費用もかさみます。経済的に苦しんでいる国では大変でしょう。利用する客や貨物がある程度の水準以上あれば何とかなるのでしょうが、経済的に余裕のある人がたくさんいないとそれも望めません。海外旅行をするにも、海外からの商品を購入するにも、豊かな経済力が必要だからです。実際、日本でも海外旅行に行く人が増えてきたのは、そんなに昔ではありません。
国土の面積が小さい場合も空港を必要としない原因になり得ます。また、海外からの客を受け入れるためには、観光客が楽しめる美しい自然とか楽しい施設などが必要だし、何よりも治安が良くなくてはいけません。でも、内戦や難民問題などを抱え、それどころじゃないという国もあると言うのが現状でしょう。
条件が合わないらしい国
アゼルバイジャン、エリトリア、ガンビア、グルジア、タジキスタン、ナミビア、マラウィ、タンザニア、バヌアツ、ブルンジ
空路検索・予約サイトで国名も出るし、国際空港の名前も出るけど、検索をするとしばらくして「一部の区間または全区間にフライトが運行されていません。日程、旅程を変えて、再度検索してみてください。」とでる国です。出発日を変えたりすれば行けるかもしれないと思い、試しに出発日を1日遅らせて再検索をしてみましたが、やっぱり検索結果に変わりはなかったので、もしかしたら何か特別の事情がある可能性もあります。
検索できた国
検索できた国は全部で6つ。どんな順番に発表するか、いろいろ考えましたが、大人一人分の料金の高い順に発表することにしました。 ※発着時刻は現地時間のようです。
第1位 トリニダード・トバコ ¥472,830円
伊丹25日13:15発 → 東京成田25日14:30着
東京成田25日17:15発 → カナダ トロント25日15:30着
トロント 25日22:55発 → トリニダード・トバコ トバコ 26日6:20着
中南米は日本から遠いので、もしかすると直行便はないのかも知れません。そうすると、どうしてもアメリカかカナダあたりに一度立ち寄る必要があります。そのせいでしょうか、驚きの金額になってしまいました。これで片道の料金なのですから、僕の1ヵ月分の給料では行くことすらできないです。
世界中にある国の中には、必要な渡航費用や滞在費が用意できないからという理由で、オリンピックに参加することをあきらめた国があるという話を聞いたことがあります。この金額を見ると納得できますね。
また、少しでも費用を抑えるために、コーチや監督などは誰も行かないで、選手だけで参加するとか、必要な道具類は強豪国の中古をもらうとか借りるとかするという話もあります。そんなことを知ることも、国際理解の大切なポイントなのではないでしょうか。
第2位 レバノン ¥464,580円
関空25日10:30発 → ドイツ フランクフルト25日15:05着
フランクフルト25日20:35発 → レバノン ベイルート26日02:20着
レバノンは爆弾テロなどの可能性があり、日本の外務省は渡航を延期するようにとの情報を出しています。だから、まさか行けるルートが検索してでてくるとは思っていなかったので、正直驚きました。
第3位 キプロス ¥446,170円
関空25日10:30発 → ドイツ フランクフルト25日15:05着
フランクフルト25日20:35発 → レバノン ベイルート26日02:20着
ベイルート26日07:20発 → キプロス ラルナカ26日08:05着
とても不思議な現象がここで起きています。キプロスに行く前に一度レバノンに行っているんですが、1回飛行機に乗る回数が多いのにこっちの方が値段が安い! 3回乗ると割引がある? 3回目に乗る飛行機では、乗るたびにお金をくれる? 単に写し間違い? でも、プリントアウトした紙を確認したらやっぱりこの通りであっています。
念のため、もう一度検索してみると別ルートが出てきて、しかも 573,570円~254,570円と金額に大きな開きがあって、もうわけがわかりません。わかったことは、乗り継ぎを必要とする場合、状況次第で金額にかなりの差が出てくるということ。将来、海外旅行に行くときはその点を知っておくと損をしないかも。
第4位 アンティグア・バーブーダ ¥383,470円
関空25日12:10発 → ハワイ ホノルル25日09:10着
ホノルル25日19:05発 → アメリカ アトランタ26日08:45着
アトランタ26日10:19 → アンティグア・バーブーダ アンティグア26日15:21
この国もトリニダード・トバコと同じく中米の島国です。途中ホノルルで10時間ほど過ごすので、少しハワイ観光も楽しめるプランだなぁと思いました。
料金を見ると30万円台となったことで少しほっとした印象を持ってしまう自分が、なんだか情けないです。
第5位 ホンジュラス ¥336,210円
関空25日14:50発 → アメリカ ニューヨーク ケネディ25日17:40着
ニューヨーク ケネディ26日02:35発 → ホンジュラス サンペドロスラ26日02:20着
この国も中米の国ですが、島国ではありません。地図で見ると、北米と南米をつなぐ細い部分にある国です。中継空港がニューヨークだから、真夜中でも楽しめるのかなぁ。でないと少しつらいプランかも知れない。
第6位 ニカラグア ¥120,100円
関空25日08:30発 → 東京 成田25日09:45着
成田25日17:05発 → アメリカ ヒューストン/インターコンチネンタル25日13:45着
ヒューストン/インターコンチネンタル25日17:45発 → ニカラグア マナグア25日21:05着
この国はホンジュラスの隣にある国です。それなのに! なんなんだ、この安さは! どういう仕組みでこんなことになるのか、まったくわかりません。日本の国内旅行で、これより高いところがあるかもしれない。そう考えると海外旅行って、状況次第で結構気軽に楽しめるのかも。
ただ、成田で一体何をして過ごすんだろう?
あとがき
料金ひとつとってもいろんな不思議があるし、上のニカラグアを見てみると、25日の17:05に成田を出発して、同じ日の13:45にアメリカに着く? 時差の関係でこんなことになるって社会で学習しても、やっぱり不思議です。名前も知らない国もあるし、世界はほんと広いですね。