懇談 と サーカスの象
懇談で聞いた話
先週、懇談がありました。4組は2学期に成績が上がった人が多かったこともあり、「明るい」懇談が多かったです。1学期の中間テストからテストのたびに点数が伸び続けている。つまり、2年生になって下がったことがないという人は3人いるし、1学期と2学期とを比べると5教科合計で100点近くも上がったという人もいます。他にも1学期は平均点以下ばっかりだったのが2学期は平均点を越えることができるようになった人も何人かいます。
そんな人たちは本当に良くがんばったのだと思います。また、1学期からずっと油断することなく努力を続けて自分の持てる力を充分に発揮して、安定した得点を続けている人たちもいて、そんな人たちもやっぱり良くがんばっていると思います。
そんな人たちに話を聞くと、いろいろ考えさせられたり感心させられたりすることがあります。今回の懇談では次のような話を聞くことが出来ました。
• 1学期は何時までやるかを先に決めてから勉強していた。時間がきたら勉強できていないところがあっても勉強をやめていた。2学期は時間を決めるんじゃなくてどこまでやるか、内容を決めてから勉強している。少し遅くなっても最後までやるようにした。そしたら中間テストで点数が上がったから、さらに期末テストでは2週間前から勉強を始めた。
• 普段、家で特に勉強していないが、宿題は必ず2回やっている。
• 復習用のノートをもう1冊用意して、授業で写したノートをさらにまとめるのに使っている。
• 家に帰ったらすぐに机に向かって勉強している。
他にもいろんな話がありましたが、自分なりの方法でがんばっている人たちがたくさんいるんですね。また、こんな話を聞けた人もいました。
• 以前は、高校に行く気なんかなかったのに、なんか行く気になってきた。
• 行きたい高校ができた。だから勉強を頑張った。
目標を見つけることが出来るとがんばれるという話は良く聞きますが、まさにその通りなんだなぁと思いました。
2学期の成績が残念な結果になってしまった人もいます。1学期の反省をした時はすごくやる気があったのに、時間が経つといつの間にか忘れてしまった。がんばろうというやる気が出てこなかった。勉強しなくてもなんとかなるとなめていた。などなどその原因はいろいろあると思います。そんな人たちの中には『自分の力はこんなものだ』と最初からあきらめている人がいるような気がします。
サーカスの象
サーカスにいる象は普段足に鎖をはめられて、その鎖は地面に打ち込まれた小さな杭につながっています。本当は、象の力ならそんな杭を引っこ抜いて逃げ出すことは簡単に出来るんです。でも、象は逃げようとすらしません。
なぜ逃げようとしないのか。その原因というか理由は、象がまだ力の弱い子どもの頃から鎖につながれていたことにあります。まだ子どものうちは逃げようとしても杭を抜くことは出来ません。何度も杭を抜こうとしても抜けなかったという経験を繰り返しているうちに、自分には杭を抜く力なんてないんだと象は考えてしまうんだそうです。そしてそれは、大きく成長したあとも打ち消されることなく続くんだそうです。中には、鎖よりももっと切れやすいロープでも、それを足にくくりつけるだけでその場から動かない象もいるそうです。
人間でも同じことが起きている可能性があります。テストで何度も低い点数しか取れなかったという経験を続けているうちに、自分には力がないと思い込んでしまうという可能性が…
さらに、自分には力がないからとあきらめてみせることで、頑張らなくてもよくなるから、しんどいことから逃げようとしている人もいるかもしれません。
本当は勉強のやり方を少し変えるだけで成績が伸びるかもしれないんです。現に4組の中で劇的に成績が伸びた人が何人もいるんです。確かに勉強にしっかりと取り組むのはしんどいですよ。でも、そこから逃げては成長はありません。今一度、今年の自分をしっかりと振り返って反省をして、大切な新年を迎えて欲しいと思います。