新聞の評価と心構え

職場体験の新聞

 今、教室前に掲示している職場体験の新聞。懇談に来られた保護者のみなさんもやはり興味があるようで、懇談の前や終わった後にじっくりと読んでいる姿をよく見かけます。中には自分の子どもだけではなく、他の生徒の作品もしっかりと見ている方もおられます。
 さて、これらの新聞について、先週の水曜日に自己評価とクラスみんなの新聞についての評価をしてもらいました。そして、5組の中でのベスト3は誰の新聞ですかという質問にも答えてもらいました。今からその集計結果を発表します。

第1位 16票 Sさん
第2位 12票 Tさん
第3位 11票 Yくん
第4位 10票 Jさん
第5位  7票 Tさん
第6位  6票 Hさん
第7位  5票 Sくん
第8位  4票 Nさん
第9位  3票 Tくん Mくん

 上位10人は以上のような結果になりました。何人か記入していない人がいたので、実際には少し順位の変動があるかもしれませんが、さほど大きな差はないでしょう。こういった作品はどうしても見た目に左右されるので、字の美しい人が有利だったり、絵や色使いのうまい人が有利になったりします。だからどうしても女子に高い評価が偏りがちになります。実際、上の5組の結果を見ると、10人中男子は4人ということでその傾向はあるようです。そう考えると名前が出ている4人の男子は本当にすごいのかも知れませんね。

『心構え』は大丈夫?

 クラス全員の新聞について、内容と見やすさの2点を評価してもらいましたが、それを見ていると大きく二つの傾向が見えました。ひとつはやたらと○をつけている人たちです。
 中には本当にみんな素晴らしいと思ったから○をつけたという人もいると思いますが、もしかしたら「遠慮」して、もしくは「気を遣って」○を連発した人がいるかもしれません。さらに、評価することが面倒くさいから、とりあえずみんなに○をつけちゃえという人もいた可能性があります。なぜなら、締め切りまでに完成させることができていなかった人の所にまで○がついているケースがあるんです。その人は未来を透視する超能力があるのでしょうか?
 それに対して、しっかりと見て、本当に素晴らしいと感じたものだけに○をつけている人がいました。クラスの半分以上の人が○をもらえない。そんな評価をしている人もいます。こういった人たちは、本当にきちんと見ているのだと思います。この『見方』というか『心構え』の違いは大きいと思います。

心構えの差は学習力の差

 よい新聞を作るためには、センスが必要です。もともとそんな「センス」を持っている人もいますが、「学ぶ」ことでセンスを磨く人もいます。で、今回の学級通信で言いたいのはどうやったらセンスを学ぶ=磨くことができるのかと言うことなんです。
 結論は意識して見るという心構えです。何も考えずにただ、ボーッと見ているだけでは何も学べません。色、イラスト、写真、線などをどのように使っているか。記事の配置、内容、文章の量、書き方などはどうか。そういったことを学んでやろうと意識して見ていれば、きっと何かを学ぶことができるはず。それがセンスを磨くことにつながるのです。
 これは、普段の授業にも当てはまることだと思います。ただ、ボーッと先生が黒板に書いた文字や絵をノートに写している人はいませんか? 先生の説明を聞くというより聞き流している人はいませんか? そんな心構えではあまり学ぶことはできません。
 3日後にもらう通知表を見て、成績が上がったかどうかだけを気にするのではなく、集中して授業に取り組むことができたかどうかも含めて、しっかり反省をすることが大切です。