学年通信 相手を思いやる こころを大切に

ホットドリンク

 12月のある日の夜に、駅で会う約束をしていたカップル。ところが、男性は急に用事ができて30分ほど遅れることに。「仕方がないな…」とそのまま駅で待つことにした女性に、さらに男性から連絡が入りました。
『ホームにある自動販売機で、ホットドリンクを買っておいてくれない?
 なるべく大きいやつ。種類はなんでもいいよ。』
 「のどが渇いてるのかな?」と思った女性は、言われたとおりに飲み物を買って男性が来るのを待ちました。やがて『待たせてごめん』と現れた男性に「これでよかったかな?」と飲み物を差し出すと『うん、ありがとう』と言って受け取りましたが、そのままポケットに突っ込んで飲もうとはしませんでした。女性は「のどが渇いていたんじゃないの?」と不思議に思いましたが「そうか、そういうことか」と男性の考えたことを理解して、心が温かくなりました。
 さて、みんなには男性の考えたことがわかりますか?

思いやりのこころ

 12月の夜に駅で待つ女性のために、少しでも寒い思いをしないようにと考えて、男性は女性に飲み物を買ってほしいと頼んだのです。大きなホットドリンクであれば女性の手を温めることができますよね。
 このような思いやりのこころを、1年生のみんなが持ってくれたら、学年全体の雰囲気はすごくいいものになると思います。
 個人のものを隠されたり壊されたりしてイヤな思いをする人はいなくなるでしょう。勉強が苦手だから先生の話を聞きたいのに、授業中におしゃべりをする人がいて困るという人もいなくなるでしょう。悪口を言ったとかが原因で、人間関係のトラブルもなくなっていくのではないでしょうか。
 また、先日性教育で学んだ「プライベートゾーン」の話も、相手に対する思いやりのこころがあればイヤな気持ちにさせる人はいなくなるはずです。また道徳で学んだ「マザーテレサの愛」についても、自然に理解ができるのではないでしょうか?
 もうひとつ、みんなに考えてほしいことは、男性の思いやりに気がついた女性のこと。自分に対しての思いやりを、きちんと理解して受け止めることは簡単なようでむずかしいものです。そのためには受け止める側も思いやりのこころを持っていなければ、相手の思いやりに気がつきにくいからです。
 1年生全体に、思いやりをあげたり受け取ったりがいっぱい広がるといいなぁ。