学年通信 『学ぶ姿勢』についてのはなし

 掃除の時間に水道のところで雑巾を洗っている人を観察していると、雑巾を正しい絞り方で絞っている人がかなり少ないことに気がつきました。圧倒的に多いのは横絞りをする人で、次におにぎりを握るような絞り方をする人でした。

学べるチャンスはいっぱいある

 新しい知識を得るために何から学びますかと聞かれたら、昔なら学校などで先生から学ぶか本を読んで学ぶぐらいしかなかったと思います。今なら塾もあるし、学ぶためのアプリもあるし、ネットを利用すればブログやYouTubeなどでも学ぶことができます。
 でも、みんなの身近なところにも学べるチャンスはいっぱいあるんです。
 例えば、各クラスの教室の前に琵琶湖について調べてまとめた内容が掲示されています。その内容を読んだり、他のクラスの掲示と比較したりすることで学べるのはもちろんですが、掲示の中に漢字の間違いが複数あるって知っていますか? そのことに気が付くだけでも漢字の勉強になるし、間違いの原因を検討すればテストの時などにミスを減らすことができるでしょう。
 他にも学べることはあると思います。まだ掲示してあるので、一度じっくりと見直してみてはいかがでしょうか。

先生から学べること

 先日行われた研究授業。教育委員会や他の学校の先生などたくさんの方が見に来られました。その前の日のことです。
 先生たちで分担して掃除と準備をしました。教室棟を掃除していると足音が聞こえてきました。体育館のイス並べを担当していた先生たちでした。体育館の準備を始めるまでに時間がかかることがわかったので、それなら教室棟の掃除を手伝おうと来てくれたのです。おかげで掃除は早く終わりました。もちろん、教室棟の掃除を担当していた先生は、体育館の準備を手伝いに行きました。
 掃除と準備を始める前には、いつまでかかるんだろうと思っていましたが、早く終了させることができました。作業に関わったすべての先生が、ムダをなくすように自分で考え、できることを見つけて行動したからです。◇◇中の先生たちは『自分で考え、進んで行動できる』集団だということです。きっとこういう集団をチームワークがある、と表現するのだと思います。そして自分がそんな集団のメンバーの一員であることは、とても心地いいです。
 チームワークにつながる先生個人が自分で考えて行動する姿勢は、きっと普段の学校生活の中でにじみ出ていると思います。つまり、授業以外でも先生たちが話す言葉、行動などから考え方や発想力などを学べるということです。

学ぶ姿勢が大切な理由

 教室前の掲示物も、普段の学校生活での先生の言動なども、何も考えずにただ見ていたのではそこから何かを学びとることは難しいです。見る側が学ぶ姿勢を持っていなければ、何も気が付かずに見過ごしてしまう可能性が高いからです。目の前にある学べるチャンスを逃さず、確実にゲットするためには「学ぶ姿勢」を持っているかどうかが大切なポイントになるということです。
 そうなると自分は「学ぶ姿勢」を持っているのか、気になって知りたいという人がいると思います。実はこの学年通信の最初の雑巾の絞り方の話でわかるかもしれません。
 正しい雑巾の絞り方ってどうするんだろう? と気になった。知りたいと思った。そういう人は学ぶ姿勢を持っている可能性が高いです。もうすでにタブレットで調べた人や、後で調べてなぜその絞り方が良いのかについてさらに調べる人は、間違いなく学ぶ姿勢を持っています。
 学ぶ姿勢を持つには、まず知らなかったことを知るって楽しいことだと思えるようにしましょう。本来人間はそういう生き物ですから、そんなに難しくないと思います。次に学べるチャンスは、あらゆるところに存在することを意識しましょう。例えば新聞を読む、テレビのニュースを見る、いろんな本を読むなどはそういう感覚をつかむのに有効だと思います。
 やがていろんなことに興味を持つことができて、もっと知りたいという意欲につながれば、学ぶ姿勢を身に着けることができたと言えると思います。