学年通信 「知識」と「知恵」のはなし
「知識」と「知恵」。似ているけれども、ちょっと違う。でも、どこが違うのか説明は難しいですよね。いろんな考え方があると思いますが例えば・・・
消費税が5%だった時、ある商品を購入した時の消費税の金額を計算するときに商品の代金に0.05をかければ消費税額がわかると理解しているのは知識。「金額の半分は50%。それを10で割れば5%になる」と消費税の金額を暗算で簡単に計算するやり方を考えるのは知恵。
明るさによって目の瞳孔のサイズが変わることを知っているのは知識。明るい部屋から暗い外に出る前に、片方の目を閉じて暗さに慣れさせておくことで安全確保するのは知恵。
どうでしょうか。このように説明されると納得しませんか? 授業で学んだことを実際の生活に応用することができたら知識が知恵になったと感じる人は多いと思います。でも、勘違いしないでください。知識よりも知恵の方が上だということではありません。知識がなければ知恵は生まれないし、知識が豊富である方が知恵も豊かになりやすいものです。しかし知識が多すぎると知恵を生み出す妨げになることもあります。複雑な関係なのです。
自分に合った知恵を生み出すためには知識の取捨選択が必要なことがあります。何を残して何を捨てるか。それがそれぞれの人の生き方になります。しかし、中学2年生の段階ではこれからどんな生き方をしていくのか、まだ定まっていないと思います。だから、今は様々な教科の勉強にしっかりと取り組みましょう。将来何が役に立つのか、わかりませんから。
時々「こんな勉強をしても将来何の役にも立たない」という人がいますが、自分が学んだことをどのように役に立てるのかは自分で決めることです。その決断の時に、学ぶべきことが学べていなければ大変です。そのためにも、今はしっかりと勉強をしましょう。
※学年通信の右半分には12月の予定が入る関係で、文章量は少ないです。