大切にしているもの

4組のみんなは何を大切に考えているか

 先日、『大切にしているもの』についての取り組みをしました。自分が大切にしているものを10種類考え、それを大切さの順に並べ替え、順番に班の中で公開しました。その中でみんなが大切に考えているものの一番は何だったのかをまとめると次のようになりました。

地球、命、命、家族、家族、酸素、命、命、命、命、陸上のくつ、
命、命、赤西仁、金、お金、お金、家族、命、命、命、命、真、命、
命、EXILE、友達、友達、酸素(O2)、家族、ペット、友達、命

 宇宙、地球、太陽、自然、空気、水、愛・・・  そんな回答も予想していましたが、圧倒的に「命」が多かったです。僕も同じように大切なものを10種類考えたんですが、僕の場合、最も大切なものは「家族」になりました。

何を大切に思うか=個性

 大切にしているものの2番目以降を見ると、その内容は本当に様々で、一人ひとりの大切なものの種類は多岐にわたっています。なぜ、こんなことになるんでしょう。それは、一人一人育ってきた環境や経験してきたことが違うために、何を大切にするかという『価値の基準』が違ってくるからです。そして、この『価値の基準』の違いが『個性』と呼ばれるものにつながるんです。
 1学期からグループワークのストロークやディスカウントについて話をしてきました。以前の学級通信でもふれましたが、グループワークでは「環境が人を育てる」という考え方を基本にしています。だから、より良い成長を目指して、より良い環境を作るように考えようとします。また、『成長する(=大人になる)』ということは、他人の価値の基準を受け入れられるようになることだ考えられています。それはつまり、自分と他人との『価値の基準』の違いを認め、尊重することです。そのためには違う『価値の基準』を持った人とふれあう機会が必要だと考えます。
 そして、その結果『価値の基準』が違っている人が一緒にいても、それぞれの個性を生かしながらひとつにまとまり、グループとしての機能を充分に発揮できたとき、そのグループは素晴らしいグループであり、その時、グループのメンバーはより良い環境の中にいて、グループと一緒に成長していると考えるのです。
 生徒みんなの居場所があるクラスはいいクラスだといわれます。なぜなら、居場所があるって事は、その人の個性がみんなに受け入れられているからです。いいクラスにいれば、そのクラスの生徒も成長できるってことだし、いいことだらけ。◇◇中のすべてのクラスがそうなるように目指したいですね。

個性を大切に

 なんだか難しい話になってしまいました。僕がここで言いたいのは、一人一人の違いを認め、大切にしようということです。顔も性格も考え方も、みんな違っていてあたりまえ。そのことを大切にしてほしいと思うのです。他人の権利を侵害するものでない限り、個性は尊重されなければならないのです。
 でも、時々いるのが自分の個性はみんなに認めてほしい。でも、他人の個性は認めないという人。自分のやり方や考え方をこれが自分の個性だからと言って、周囲がどう感じるかなんてことはまったく考えないでむりやり押しつけるのは、ワガママだと言われても仕方がないと思います。また、いじめをする人も同じようなものかも知れません。価値の基準や性格などが違うからといって腹を立てたり、その人の個性を否定したりして、その結果マイナスやゼロのストロークを繰り返し出せば、それはいじめだと僕は思っています。だから、他人の個性を認めて受け入れることができたら、いじめはもっと少なくなるとも思っています。

 自分が大切にしているものを考えるのは、結構むずかしいです。自分自身のことをじっくりと見つめる必要があるからです。4組でも長い時間考えていた人がいました。
 ところが、考えるのが面倒くさいのか、それとも恥ずかしいのか、真面目に考えないで適当に書く人がいたりします。そんな人は、自分と向き合うことから逃げているのかもしれません。そして、自分を見つめることが出来ない人は、その段階で自分の個性を大切にしていないと思います。
 また、『何を大切にするか』は、実はその人の生き方そのものだったりします。これから自分の進路を考えていくためには、自分自身をきちんと見つめることが必要だし、可能な限り自分の個性を大切にしていくべきだと思います。