学年通信 「反省」を大切にしよう

「反省」を大切にする理由

 学期の終わり、行事やテストが終わったあとなど学校生活の中で反省を書く機会は何度もあります。これからも書いてもらうことになると思います。
 なぜ先生たちは「反省」を大切にするのかわかりますか? ストレートに言えば、みんなのよりよい「成長」のためです。
人間個人でも、人間が集まって作られた「集団」でも、何かをやるとき、まず計画を立てて、計画に沿って実行して、結果を振り返って反省をして、それを次の計画に役立てる。という流れが「成長」を促します。偶然うまくいったとか、適当な思いつきで実行して、どんな結果でも反省もしないでいると、「成長」し にくいものです。
 これから長い人生を歩んでいくみんなは、もっともっと成長し続けなければなりません。だから、先生たちは「反省」を大切に思っているし、みんなにも大切にしてほしいと思います。

反省とテストの点数の関連

 何年か前の話です。ある学校で2学期の中間テストの教科ごとの反省を書いてもらいました。その時、反省とテストの点数の間に関連性はあるのかな? と考えました。そこで、全教科を見るのはあまりにも面倒なので、国語の反省の文字数を数えて国語の点数との関連を調べてみました。
 反省の文字数を数えてみると、そのクラスの中で一番文字数が多かった人は113文字、一番少なかった人はたったの5文字でした。(句読点や感嘆符なども文字数に含めました)
 個人情報への配慮も考えて、テストの結果と反省の文字数の平均をまとめてみると次のようになりました。

 この表は、点数が80点以上の人たちが書いたテストの反省の文字数の平均は47.3文字だったというように読み取ってください。
 表の数値を見ると、テストの結果と反省の文字数は関連しているようです。ついでに、5教科の合計点数と国語の反省の文字数の平均の関係を見てみると、やはりほぼ同じ結果になりました。こんなにはっきりと関連性が示されるとは、ちょっと意外な気もしました。

きちんと反省をしよう

 反省の文章をたくさん書いたからと言って、必ずしもテストの結果が良くなるわけではありません。文字数が多くても、その内容があまりにも薄いものであれば、次につながらないからです。だから、中身はどうでもいいから、とにかく反省の文字数を増やす! では何の意味もないと思います。

 テストで高い点数が取れるから、きちんと反省ができるのか。
 きちんと反省ができるから、高い点数が取れるのか。
 どちらが正解 ではなく、大切なことはテストに向けて勉強に取り組む姿勢にあるのではないかと思っています。どのようにテスト勉強をするか、授業の取り組み方やテスト中の時間の使い方の工夫などをしっかり考えて取り組めば、反省する内容は濃くなり文字数は自然に多くなるでしょう。そして内容の濃いきちんとした反省ができれば、次のテストの結果に反映されるのではないでしょうか。
興味深いのは、翌年別のクラスでこの反省の文字数と点数の関連についての説明をしたら、そのクラスの反省の文字数が増えて、平均点が上がったということです。きちんと反省したことで、次のテスト勉強のときに工夫することができたのかもしれませんね。
 行事でもクラスの取り組みでもテストでも、中身にしっかりこだわって取り組み、終わったらきちんと「反省」して、次に活かしてみませんか? より大きな成長のために。