ぴよぴよ大学入学試験のまとめ 別バージョン
ぴよぴよ大学入学試験
9月13日に「ぴよぴよ大学入学試験」というものをやりました。三択の問題20問にまず個人で取り組んでもらい、次にその答えをもとに班で話し合って班としての答えを出しました。この取り組みからは、実は様々な事を学ぶことが出来るのです。今回の学年通信は、その解説編みたいなものです。
結果を裏にまとめました。班の得点を見ると、4班が優勝です。でも、それで終わっては、『様々なことを学べる』とは言えません。もう少し分析をしていきます。
効果と高得点者の活用
「班の平均」は、それぞれの班がもともと持っている実力を表すものとして計算してみました。班員がうまく協力をする事ができれば、班としての得点をそれ以上に高めることができます。昔の人は、このことを「三人寄れば文殊の知恵」と表現しました。その結果を表すのが「効果」です。この数値が大きいほど話し合いの効果があった可能性が高いということになります。その視点で表を見てみると、「効果」が10ポイント以上プラスになっている班が4つありました。特に8班は効果の数値がすごく大きいし、1班と4班は班のメンバーの個人得点よりも班の点数の方が高くなっています。とてもうまく話し合いができていたということになるのかもしれません。
別の視点で見てみます。「高得点者の活用」というのは、班員の能力をどれぐらい活用したか。特に班の中で一番点数の高かった人を、どれぐらい有効に活用したかをみるものです。この数値が大きくなるほど話し合いの中で班員の交流がうまくできていた可能性が高いということになります。
「高得点者の活用」をみると、3つの班で班の中の最高得点を取った人と班の得点が同じか+5点でしたが、そのほかの班は十分に活用できていないようです。班の中の最高得点の人の答をそのまま使えば、班の答えよりも得点が高かったということで、班のメンバーの能力を生かすにはどうすればよかったのか、考える必要があります。
考えてほしいこと
まず、『話し合い』について考えてください。話し合いにあまり参加せず、誰かにまかせっきりにしていた人はいませんか? 自分の意見をきちんと出しましたか? 逆に、班のメンバーの意見を聞こうとする雰囲気が班の中にありましたか? 面倒で時間のかかる話し合いで決めるのではなく、かんたんな方法で決めたところはありませんか?
たとえば班全員の答えがそろっているから、それをそのまま班の答えに選んで間違えた可能性があるところがいくつも見られます。「ここはAかBか迷った」というような意見があれば、班としての考えが深まって正解できたかもしれません。話し合いの進め方や参加態度といったものについて、反省すべき点があったのかもしれませんね。
逆に1班、3班、4班、5班、7班、8班、9班では、班の中の一人を除いて他の全員の答えが違っているのに、班の解答は正解できている問題があります。また、もしかするとものすごいことなのかもしれないのは7班の第10問と8班の第3問と第15問と第20問です。班のメンバー全員の個人の答が間違っているのに、班の答は正解しています。ここでは「話し合い」の素晴らしい成果が出せた可能性があります。
このように話し合いでメンバーの力をうまく引き出せれば、班の得点を伸ばすことができます。勉強でも、この効果は期待できます。授業で班活動を取り入れている目的のひとつはこれです。うまく、お互いに教えあうことができたら、一人ひとりの力をもっと伸ばすことができる可能性があるんです。これからの班活動では、そういったことをイメージしながら取り組んでみましょう。
「話し合い」は『コミュニケーション能力』とも深く関わっています。よく高校、大学や多くの企業で『コミュニケーション能力』の有無が大きな課題になっているとニュースなどで見聞きします。「話し合い」の大切さがわかると思います。
また、残念ながら今回の課題に前向きに取り組めない人もいました。「考えてもわからへんもん」とか「こんなんやって何の役に立つの?」などと考えたのかもしれません。でも、将来の『仕事』では不確定な要素がいっぱいあるのに「もっとチームで協力しろ!結果を出せ!」と要求されることがあります。周囲と協力すること、前向きな姿勢を持つことも大切なんだということも理解してください。
最後に、ぴよぴよ大学入学試験の問題に挑戦し、解答を知って、おもしろいと感じたところはありませんでしたか? 知らなかったことを知る。わからなかったことがわかるようになる。それがおもしろい!とか楽しい!と感じる。本来、勉強の魅力ってそういうものです。
これから勉強にどう取り組んでいくのか。◇◇中を卒業してからどんな進路に進むのかにもかかわる大切なことだと思います。じっくり考えて欲しいです。