「知識」を広げよう

最近のニュース

※この学級通信は2007年に書きました。 

 野球やゴルフなど、毎日何らかのスポーツに関するニュースが流れています。僕はあまりスポーツに興味がないので、TVのニュースを見ていてもスポーツコーナーになるとチャンネルを変えてしまうことが多いです。ですが、このごろボクシングのニュースが多くて、スポーツのコーナー以外でも扱われているので、自然に見てしまうことになっています。
 さらに、いろんな情報が手軽に見られるので、僕はインターネットのニュースも毎日チェックしていますが、先週の試合のことに関していろんな人がいろんな意見をブログなどに書いているので、ついつい見てしまいました。
 試合の何日前かに開かれた、記者会見の場面もニュースで見ました。その時挑戦者は周りの人から挑戦者の『目』が見えない派手なサングラスをかけていました。その様子を見ていて、僕はこの挑戦者はあまり強くないのではないかと思いました。
 心理学的に見て、自分に自信が持てないとか、これからやろうとしていることに対して不安を感じる人は顔を隠そうとします。特に「目は口ほどにものをいう」と昔から言われているぐらい目は重要な情報源になりますから、顔をすべて隠すわけにはいかないならせめて目は隠したいところです。その目をサングラスでしっかりと隠している挑戦者の様子から本人は強い不安を持っていた可能性が高いと思ったのです。
 さらに、チャンピオンを侮辱するような言動、行き過ぎた強気の発言などは、自分の弱さを見せないためにやっているように見えます。実際、昨日の謝罪会見の様子を見ると、あたっていたように思えます。

『理解』と『判断』のために

 昨日、2学期の中間テストが終わりました。がんばって勉強したかどうか、その結果がわかるわけです。ここであらためて、君たちはなぜ勉強しなければならないのかについて考えてほしいと思っています。
 人間はなぜ勉強しなければならないのか。その理由はいくつもありますが、今回はたった一つだけ『知識を広げるため』ということを覚えてください。
 さっきの「目」の話は、僕が心理学の「知識」を持っていたから、考えられることです。「知識」をたくさん持っていればいるほど、いろんなことを『理解』することができるのです。逆に言うと人間は、自分が持っている「知識」以外のことになると、まったく理解できないこともありえます。「パソコン」について、一度も聞いたことも見たこともない人にインターネットやメール、様々なアプリの便利さについて説明しても、なかなか理解してもらえないでしょう? 世の中にある様々なことを理解できるようになるために、今、君たちは勉強をして広い知識を身につけるようにしなければならないのです。
 もう一つ、自分が持っている「知識」をもとに物事を「理解」できることは、『正しい判断』をすることにつながります。君たちは今までにもいろいろなことを考え、「判断」してきたと思います。これからもたくさん「判断」しなければなりません。しかも、大人になるにつれて「判断」したことについての責任が重くなります。まぁ、それが大人になるってことなんですが。
 場合によっては、少ない情報や不確定な情報をもとに、どうするのか「判断」しなければなりません。「決断」と言ってもいいでしょう。そんなときに少しでも「正しい判断」をできるほうがいいに決まっています。そのためにも、今、君たちは勉強をしなければならないのです。

『知識』を大切にしよう

 困ったことに、広い知識を持っていることの恩恵を感じることって案外少ないんです。ごく普通に多くの人が知っていることであれば、それは「常識」といって、知っていてもあまり自慢になりません。ほとんどの人が知らないことを知っていても、なかなか話題にもなりません。でも、気がつかないようなところで、「理解」や「判断」に大きく影響しているものなんです。
 それから、TV番組で常識的な知識を知らないことを、「ウリ」にしているタレントが増えていることも僕は気になっています。そんな人たちを見ているうちに現実とテレビ番組とを区別できなくなって、勉強しなくても生きていけるんだとか、この人たちに比べて自分は大丈夫などと勘違いをする人が出てきそうで心配なんです。ここでもやっぱり勘違いをしないで「正しい判断」が必要です。そのためにも広い『知識』を身につけられるよう、しっかり勉強してください。