イチョウの木とこれから
◇◇中学校には様々な樹木が植えられています。ちょうどグラウンドと校舎の境目あたりから体育館にかけての部分にはイチョウの木が何本か並んでいます。今日はその話をします。
僕が◇◇中学校に転勤してからすぐに、その中で1本だけ他と違うものがあることに気がつきました。その1本だけ葉の色がすごく濃いんです。その年だけたまたまそうだったかもしれないのであまり気にもしないで放っておいたんですが、翌年もその翌年もずっと同じで、それは今年まで7年間変わりませんでした。
そのイチョウの木は並んでいるイチョウの木の一番正門に近い端っこ、体育倉庫の裏あたりにあります。なぜ、葉の色にこんなに差が出てしまうのか、不思議に思って生徒朝会や体育祭の予行のときなどに観察しました。はっきりとわかる違いは根元の部分です。葉の色がうすいイチョウは、根元のすぐ近くまでコンクリートがある、というよりコンクリートの一部を削って植えてあるような感じです。きっとイチョウの根っこは窮屈な状態だと思います。しかし、葉の濃いイチョウのところはコンクリートの階段の部分が終わったところに植えられていて、その根元には少し余裕があります。きっと根っこは大きく広がり、しっかりと木を支えているのでしょう。もしかすると根元の部分の、この少しの違いが葉の色の違いにつながっているのかもしれないのです。
基礎・基本を大切に
文化祭も終わり、いよいよ受験に向けて本格的に勉強を充実させていく時期になってきました。明日は進路希望調査、2週間後にある中間テスト、11月に入ってすぐに2回目の実力テスト、それらの合間を縫って教育相談、期末テスト、12月の懇談と次々に進路に関連する取り組みが進んでいきます。ところが、そうなると焦ってしまって勉強のペースを乱してしまう人がいます。基礎や基本がまだ十分にできていないのに、いきなり難しい応用問題に取り組んでみたりするような例です。
基礎・基本が十分にできていない人は、まずその部分をしっかりやりましょう。学習における基礎・基本の部分は、イチョウの根っこにあたると思うのです。根っこがしっかりしていないとイチョウの葉の色に影響するように、学習の基礎・基本ができていなければ、応用問題に取り組んでも効果は薄いのです。
だから、3年生では朝学で今までの復習のプリントに取り組んでいます。基礎・基本の大切さを先生達は身にしみてわかっているからです。そしてたとえ短い時間でも、毎日続けることで効果があることを知っているからです。
これから
受験について言えば、受験勉強も入試本番でも「あせり」には充分注意しなければなりません。その対策として有効なのが「計画」です。残りの日数を見ながらきちんと計画を立てることができて、その計画通りに勉強を進めていけたらかなり「あせり」から開放されます。計画していた以上に勉強を進めることが出きたら、さらに自信につながるし、入試本番でも今までこれだけ頑張ったんだからと安心できる要素になります。
学校での学習面の基礎・基本にあたる部分は授業です。授業をおろそかにするようでは話になりません。先ほど話をした朝学にも、そして授業にもしっかり集中して、まじめに、ていねいに取り組みましょう。勉強をがんばっている人の姿はきっと見ている人に良い刺激になります。そして、やがて全員が頑張れるようになったら、3年生のクラスとしては理想的なパターンですよね。
そこで、そのきっかけになるように席替えをしたいと思います。視力が落ちてきて黒板の字が見えにくくなった人もいるようです。以前はそんなことはなかったのに、最近授業中にうるさくなった人たちがいることも、何人かの先生に指摘されていることもあります。そういった問題点を解決し、ついでに気分を変えて、今度は勉強に関して団結していけるようにがんばりましょう。
1学期と同じように、まず班長の立候補を受け付けて、クラス全体の承認を得ます。その後班長達の話し合いで新しい座席案を作ってもらいます。その際、班長達はクラス全体のことを考えて、しっかり勉強に取り組めそうな座席案をつくってください。班長以外の人は、そのことを踏まえて個人的なワガママでその案に反対するといったことはやめてください。