学園祭での ちょっとした話
文化祭1日目の昼休み
文化祭の1日目は、午後から雨が降るという天気予報でした。この日、劇で使うブドウを買う必要があったので、雨が降らないうちにと考えて登校前に朝7時から開いているスーパーに行ったんですが、フルーツのコーナーにはまだブドウは陳列してなくて、しかたなくそのまま登校しました。昼休み、まだ本格的に降っていなかったので、チャンス!とばかりに、文化祭の体育館準備についての段取りをしておいて、自転車で別の店に行きました。その途中の話です。
道の角を曲がったところで、走って来た3年生の男子二人とばったり出会ったんです。何年か前なら、昼休みに学校を抜け出すような生徒もいたけど、この二人はそんな生徒じゃないし、こんな時間にこんなところで何をしてるんだ? と頭の中は「?」でいっぱいになりました。そこで二人に聞いてみたら、『今から不登校の生徒を誘いに行くんです。今日から文化祭だから。担任の先生もあとから来ます。』というような答えが返ってきました。クラスの友だちのために、二人は一生懸命走っていたのでした。
その時の、二人の顔を『輝いている』と表現するんだろうなと思いました。それぐらい二人はいい顔をしていました。ぼくだけが知っているというのはなんだかもったいない気がして、ここで紹介することにしました。その後、うまく学校に来てもらえたのか確認していないのでわかりませんが、二人のその気持ちはこれからも大切にして欲しいなと思います。
ちなみにぼくのその後ですが、また店にちょうどいいブドウがなくて、すごすごと学校に戻るという情けなさでした。ま、おかげでお弁当を食べる時間が稼げたので助かりましたが。結局ブドウは、いったん帰宅して車で買いに行きました。
体育祭の終わりに
雨で予定を大幅に変更した体育祭。天気予報ってはずすときにははずすのになぁ。しかし、すごいよね。去年よりも種目数が増えているのに、ほぼ全種目を昼過ぎまでで消化しちゃうんだもんなぁ。生徒全員が自主的に行動していたからできたことなんですね。
で、教室で放送による体育祭の結果を聞いて終礼を済ませたあと、ぼくは応援席の片付けに行きました。緑団の応援席には緑色の紙を並べたりしていたから、そのまま放置するわけにはいかないと思ったからです。
ところが、ぼくが応援席に行ったときにはすでに片付けが済んでいました。聞けば、みんなが教室で体育祭の結果を聞いている間に、生徒会本部の数人がすべての応援席の片づけをやったというんです。体育祭の結果も聞かないで、雨に濡れながら、黙々とやっていたのではないしょうか。これも、みんなに知ってもらわないとなんだかもったいない気がして、書いてみました。
生徒会本部の仕事は目立つ?
生徒会本部の仕事を、単に「目立つものだ」と勘違いしている人がよくいます。でも、それは大きな間違いです。その仕事のほとんどは、「裏方」の仕事で、今回のように多くの人に知られることのないものです。
文化祭のオープニングイベントで、生徒会本部は紙のタワーを作ってみせましたよね。あの練習のために、前の日は遅くまで残っていました。ハサミの切れ味が違うので、いくつもハサミを用意していろいろ試したりもしました。実際にタワーを作った3人のタイミングを合わせるために、何度も練習を繰り返していました。当日の朝にも練習をやっていたようです。そんな苦労を知っている生徒は生徒会本部だけで、他の生徒は知らないと思います。
生徒会本部の仕事はしんどい?
生徒会本部の仕事について、別の勘違いをしている人もよくいます。単に「しんどいものだ」というイメージを持っている人です。こちらの方は大きな間違いとは言い切れません。ただし、1学期終わりの学年集会でぼくが話したように、生徒会本部になれば、得るものもあります。「しんどい」だけではありません。それが何なのかは、生徒会本部になったらわかります。
今日から、次の生徒会本部役員を選ぶための立候補受け付けが始まりました。「しんどい」仕事でも最後まできちんとやるという覚悟と責任感を持ち、「裏方」の仕事でも嫌な顔ひとつ見せずに、自ら進んで自然にやることができる。そんな人にぜひ立候補して欲しいと思います。
受け付け期間は20日までです。じっくり考えてみてください。