学年通信 タブレットの使い方-パスワードを大切に
学校でタブレットの扱いについて、いくつかの問題があきらかになったので、各クラスで指導することになりました。その時に使えるようにと作成したものです。このプリントをどのように活用するかは、それぞれの担任に任せました。
パスワードは 大切に
パスワードは何度も入力することがあるので、入力を簡単にするために文字数を少なくするとか、覚えやすい言葉を選ぶ人がいます。中には起動したままの状態にして、パスワードの入力そのものを省略する人もいます。しかしそれではパスワードを設定している意味がなくなります。
企業がパソコンなどにパスワードを設定しているのは、パスワードを破って不正侵入し、情報などを盗んだり、システムを凍結して身代金を要求したりする人たちが存在するからです。また、社員が法令やマナーを破ることについては、厳しい対応をします。パスワードの知識やマナーを大切にする姿勢を今から身につけておくと、将来きっと役に立ちます。
悪意のある攻撃パターン
悪意のある人たちの攻撃のパターンを知って、攻撃されても破られにくい強いパスワードを設定するコツを知りましょう。
攻撃パターン1 単純な攻撃
家庭のパソコンなどでは、起動時のパスワードを設定しないで放置している場合があります。そこで、そのまま侵入を試してみるパターンです。この攻撃に対しては、パスワードを設定するだけで防げます。
攻撃パターン2 個人情報をもとにした攻撃
スパイウェアを使うなどして個人情報を手に入れていたら、それを試してみるパターンです。誕生日や電話番号、自分が所属しているクラブ、推しの芸能人の名前などはパスワードに使わないことで防ぐことができます。
攻撃パターン3 辞書攻撃
パスワード破り専用の辞書があります。人が普通に思いつくような単語はすべてこの辞書に登録されていると考えてください。この辞書を使って攻撃をするパターンです。
¥や!などの記号を組み込んだり、意味のないことばを使ったりすることで強いパスワードになります。ただし、記号はパスワードの最初の8文字以内に入れる必要があります。
また、記号でも「-(ハイフン)」はよく使われていて、記号としての防御効果は薄いです。
攻撃パターン4 総当たり攻撃
文字や記号等の組み合わせを高速で作る攻撃用アプリを使うパターンです。4文字のパスワードなら1秒足らずで破ることができる能力があります。
総当たり攻撃では記号を後回しにする傾向があるので、パスワードの中に記号を必ず組み込むことと、アルファベットの大文字と小文字をまぜるととても強くなります。さらに、攻撃にある程度時間がかかると攻撃側があきらめることもあるので、できるだけ長いパスワードにすることが有効な対策です。
パスワードのマナー など
将来働くことになった時のために、パスワードのマナーなども知っておきましょう。
①自分のパスワードは誰にも知らせてはいけません。
②他の人のパスワードを知ろうとしてはいけません。もちろん、他の人のiPadやパソコンにパスワードを入力して開くかどうかを試すこともマナー違反です。
③自分のパスワードは忘れないように工夫しましょう。ただし、紙にメモしてパソコンに貼り付けておくような方法は、パスワードがすぐに漏れてしまいます。
④パスワードは記号、数字、アルファベットの大文字と小文字を組み合わせるようにしましょう。(記号はパスワードの初めの方に入れましょう)
⑤パスワードの文字数はできるだけ15文字以上にしましょう。
⑥同じパスワードを使いまわすことは危険ですので、やめましょう。
⑦以前はパスワードを定期的に変更することが求められましたが、最初に強いパスワードを設定して変更しないことが、今の常識になっています。
他に、自分以外のiPadやパソコンを勝手に使わない。仕事や学習に役立てるという目的以外の利用は絶対にしないということも、マナーとして大切です。