発表する側 と 見る側
文化祭 5組への講評
◇ テンポが良かった。全員が役にあっていた。気持ちがこもっていた。
◇ 進むにつれてセリフがはっきり聞こえた。テーマが深く、とても伝わった。皆に色々考えさせることができた。不思議な世界を表現する背景、衣装も工夫されていてよかった。
◇ おじいさんが役に入り込んでてよかった。子どもたちの気持ちがよく伝わった。
◇ ドライアイスの演出効果はとてもよかった。みどりの声も大きくはきはきしていてよかった。訴えたいことがよくわかった。
◇ 演技力がすごい!
◇ 展開がスムーズで、主役級の子の声がしっかり出ていて良かった。また、照明や霧の効果も工夫されていた。
◇ 一人一人が役になりきっている様子が伝わってくる。声が大きく聞こえやすい。話の流れが伝わりやすい。
◇ セリフの言い方が上手だった。ライトが暗くなったりして、場面がどんな場面かわかりやすかった。生きる努力をしていく劇でとてもよかった。音楽は小さな音で少し聞こえてよかった。とてもいい劇だった。
◇ テンポが良かった。演技力がすごい。
◇ 感情をこめてセリフを言っている。だんだん声が大きくなっていった。
◇ 強く言うセリフが特に上手だった。本当はわからない未来を見たり、もうすぐ生まれてくる人がいる世界を劇にするというのがすごいと思った。音を入れるところがいいと思った。
◇ 明るいところと暗いところがはっきりしていた。緑のしましまの服の女の子の声と感情がこもっていた。
◇ 演技が上手だった。場面が変わるときにセリフの言い方も変わってわかりやすかった。努力をしていく劇でいい劇だった。
◇ ホリゾントうまい。感情がこもっている。
◇ ドライアイスを使っている。女の子たちの声が聞き取れる。
◇ 演技力があった。声が大きい人もいた。
他に職員室などでは、いちばん最初の5組がしっかりと大きな声を出してくれたから、他のクラスもそれに続いたんだと思います。とか、音響の装置の不具合で音がスムーズに出せなかったのにもかかわらず、それに負けないで自分たちでしっかりと演技を作っていったのはすごいですね。といった話を聞くことができました。
文化とは何か
今回の講評を読んでいて、僕はふと「文化」とは何か、というようなことが気になりました。そこで、「文化とは」をキーワードにしてネットで検索をしてみました。そうすると、すごく難解な説明が出てきました。おそらく、◇◇中では文化祭で合唱や演劇に取り組むので、文化祭の「文化」は芸術面のことを指すのだと思います。
で、気になったのは、文化祭の文化は、発表する側だけのものだろうかということです。白の門の外にカーテンと棒を組み合わせたものをいくつか用意しておいて、観客席から外の景色が見えないようにしていたことは誰も講評で触れていません。他にも、ホリゾントがとても大きかったことと絵はなく白と黒だけだったこと、暗転がなかったことなんかも、もっと触れられていいんじゃないかと思っています。また、発表前のアピール文は、多くのクラスが自分たちの取り組みの様子なのに対し、生命のことや東日本大震災のこと、そして文化祭のテーマにまで触れていた5組のアピール文はとても良かったと思っているし、照明の切り替えの回数がすごく多かったことや布と綿で作ったおじいさんのヒゲなどは僕の今までの経験でもなかったことです。
こういったことに気がつけるかどうか。発表する側だけではなく見る側にも「文化」は要求されるものなんです。ただし、審査員にだけではありません。君たち自身が他のクラスの発表を「文化的」に見ることを求められているんです。
暗転の時間を短縮するためにいろいろと工夫していたクラスがあったことを知っていますか? ホリゾントの右半分だけをほんのわずかな時間で切り替えたクラスもありました。「文化的」に見たのか、そうでないのかではものすごい差がありますが、見る姿勢や態度の点で反省すべき人は、何人もいます。それが改められなければ、◇◇中の文化祭の今年以上のレベル向上は望めません。