文化祭での損得について

文化祭の後片付け

 先週の文化祭。あとでいろんな先生たちから5組の劇についてお褒めの言葉をいただき、みんなが頑張った成果だよなぁなんて形で終われたら良かったんですが、そうもいきません。
 文化祭の最後の片付けについて、僕は終礼でこう指示しました。「準備で体育館や展示発表の会場準備で何かの仕事にあたっていた専門委員などの人たちは片付けもあるだろうから、その仕事に行ってください。そういう仕事が当たっていない残りの女子は、教室から束ねた段ボールなどを運んだり、生徒会から借りた物品を生徒会室に返したりする仕事をしてください。仕事が当たっていない残りの男子は、体育館舞台下にある技術棟から借りていたイスをすべて技術棟まで運んでください。」
 ところが、イスを運びに体育館へ行った人はほんのわずか。なんと他のクラスの人に助けてもらうことになってしまいました。さらに、体育館や展示会場の片付けの仕事があたっていたのに行かなかった人もいました。
 一体どういうこと? やるべき後片付けもしないで家に帰ったりクラブに行ったりした人は、何を考えていたんや? 自分たちが使ったものをきちんと片付けるのは、当たり前のことやん。すごい腹が立ちます。

文化祭での損得

 こういう時にさぼる人は、すぐに損か得かでものごとを判断することが多いような気がします。この感覚が抜けきれないでそのまま大人になってしまった人は、将来、仕事上で大きな不利益を被る可能性があります。ネットで右のような記事を見つけました。
転職どころか就職さえもまだまだ先のこと。そう感じている人は多いと思います。しかし、早ければ1年半後、大学院まで進んだとしてもあと10年後くらいにはみんな就職するのです。そういう観点から次の記事を読んでみてください。

※著作権を考えて ここでは 記事を掲載しません。
 記事の内容は 就職の採用試験の際 重要視されるのは スキルより人柄 というものでした。

 多くの会社では、周囲と情報を共有しながら協力をし、自分から進んで仕事に取り組み、改善点を見つけ、対策を考えて実行できるような人材を求めています。さらに、想定外の事態にも臨機応変に対応できる能力や新しいものを生み出す発想力を持つ人も求められています。逆に指示を待つだけの人、周囲と協調できないような人、仕事に嫌々取り組むような人、そんな人にいつまでも給料を払い続ける余裕はどの会社にもないんです。そして、他の仕事を探したほうがいいよなどと言われて転職することになっても、次の就職先が見つかるかどうか… あり得る話です。
 中学校で授業以外に文化祭などの行事を行うのは、なぜか? その答えの一つがここにあります。今年の文化祭で、周囲と協力できた人、この部分はどうしようと次々に出てくる難問に果敢に挑戦し続けた人、責任を持って仕事分担をやりきれた人、何よりも前向きに取り組むことができた人。そういう人たちは、授業では学べない貴重な体験をしましたね。