学園祭を振り返って その2
問題の原因と結果
問題が起きる原因には、話や説明を聞いていなかった。何も考えずに適当にやってしまった。誰が責任者なのかはっきりしていなかった。連絡ミスや思い込みがあった。など様々なものがあります。だから次々に起きる問題に対処するには、状況を正確に把握して、解決のためのアイデアを考え、それを周囲の人たちに伝え、一緒に協力していく必要があります。
6組はたくさん発生した問題をすべて解決できたのか?と言われると少し自信がないです。もっとこうしていたらなぁとか感じるところはありますから。でも、多くの問題を解決していったことは事実だし、その過程で得たものもあったようです。だから、当日失敗したところもあったけど、次のような感想がありました。
◇自由曲の『てがみ』は、発表する前までちゃんとできているかなとか、歌ってる途中でテンポが速くなったりしないかなとか、色んな事が頭に浮かんできて、すごく緊張してました。でも、歌っていたら緊張よりも楽しいとか、そういう気持ちの方が強くなっていきました。結構みんな声も出てるし、最後までちゃんとできそう!とか思った矢先に手拍子が狂ってきて、ドラムもまちがえたりしてしまって、最後の最後にグダグダ感(?!)がでてしまいました。でも、それを今さらこうしたほうが良かったとか、そういうことを言っても、もう終わってしまった事だからどうしようもできません。なので、前向きに考えた結果、あれはあれで他の組にはない6組らしさが十分出てたと思うことにしました。逆にあれで良かったと思います!!
◇文化祭は前の1組がとてもすごくて、正直ものすごく緊張したし、焦っていたけど、歌いだすとなぜか緊張が解けて、今までの中で1番うまく歌えた。最後の方は手拍子が急に入ったせいか、リズムが狂ってしまってすごい悔しかったし、焦った。けれど「今まであんなに練習したんやし。結果こうなってしまっただけやん」って思うと、失敗したことも素直に受け入れることができた。唄い終えた後は充実感がいっぱいでした。
◇一生懸命すると失敗してもあまり後悔しないことを感じた。
◇3年6組は課題曲にマイ・バラード、自由曲にはHYのてがみを唄いました。工夫が決まったのは1週間前以内、当日と、かなりグダグダしていました。練習もまじめ、ふまじめにきれいに分かれていて、本当に不安と心配でいっぱいでした。
歌声がきれい、音が合っている、そんなこと分からないまま当日を迎えました。他クラスの合唱は本当に上手で、うちらのクラスが大トリなんてムリ!!と最後の最後まで不安でした。幕の中で円陣を組みました。それで少しは不安も心配も少なくなりました。一生懸命唄えばきっと楽しい、と思いました。観客側に自己満足と思われてもいいや、と。とにかく一生懸命唄いました。どの練習よりも上手に楽しく唄えました。手拍子も、幕の中で決まったことで。最後まで決めきれませんでしたが、とても楽しかったです。手拍子では隣の人と目を見合わせてすごく笑っていました。中途半端な所もあったけど、それはそれで6組の個性か、と思い込むことにします。これで団結力とか協力性が今まで以上に出るといいな。
◇文化祭は本番間近になっていきなり決まった事があってかなりあわてました。結局反対していた人を押し切って手拍子をすることになりましたが、練習もせず、ぶっつけ本番だったのであまり良い終わり方ができなかったと思います。
6組はテンションの流れに任せて後の事を考えない短所が目立ちますが、逆にこの短所を生かしていけば良いと思いました。団結という言葉にとらわれがちですが、団結じゃなくても別に良いと思うのは私だけでしょうか。6組は6組らしく今迄通りで良いと思います。変に団結しなくても普段のままでも大丈夫だと思いました。
原因と結果はめぐる
原因と結果はお互いに関連しています。良くない結果が出たとしたら、そうなる原因がどこかにあったはずです。良い結果が出たら、やはりそうなる原因がどこかにあったはずです。原因と結果は密接につながっているのです。しかも、ある結果が原因となり、次の結果につながることもあります。何をやってもうまくいかないとき、逆に何をやってもうまくいくときってありますよね。原因と結果がめぐり、そういった状態になるのかもしれません。
悪い原因と悪い結果がつながってぐるぐる回り続けているとき、それを断ち切るには『努力』することが大切です。努力したことが原因となって、結果に変化をもたらすことになるかもしれないし、チョットしたミスがきっかけで急に悪い結果に変わることもあると言うことは、その逆もあり得るのです。だから、すぐに良い結果に変わらなくてもあきらめずに努力を続けましょう。
それともう一つ、結果の見方を変えることも大切なポイントです。「またダメだった」ととらえるのではなく、「少し良くなったところもある」と考えることで次の結果が変わるかもしれないんです。「プラス思考」と説明した方がわかりやすいかもしれません。
感想文を読んでいて、6組には結果を良くするために頑張った人もいっぱいいたし、文化祭の結果を上手く捉えている人もいっぱいいます。いいことだと思います。 つづく