文化祭を振り返って

最優秀賞受賞おめでとう

 文化祭が終わって、やっと学級通信を書くことが出来ました。
 まず1組のみんなには、最優秀賞の受賞おめでとうと言いたいと思います。この学校で、僕の担任クラスが文化祭で賞をもらったのは初めてで、とてもうれしいです。アカペラの部分とかホリゾントの電飾のこととか、他のクラスがまったくやらなかったことをやってのけたから、そのすごく目立つ部分だけを見て「ずるい」とか言う人もいます。でも、僕は君たちがメチャクチャ頑張ってきたところを見てきたから、何も恥じることはないと思っています。
 例えばアカペラですが、数百人の人が見ている前でたった数人が大きな声で歌うってなかなかできないものです。「自分が歌います!」と立候補できる人がどれくらいいるでしょうか? 実際1組でも男子のアカペラメンバーが決まったのは本番の2日前でしたね。誰かやってくれないかって聞いても誰も出てこないクラスもけっこうあるんじゃないかと思うのです。
 ホリゾントの電飾だって、ポスターカラーで色を塗るだけだったらもっと楽で時間もかからないのに、電飾をセットするとなると作業の内容が増えるからその分帰りが遅くなってしまうのは当然です。しかも、今までやった経験がない作業だから尚更です。実際に文化祭の前日、5時過ぎくらいまでたくさんの人が残ってやっと1組のホリゾントは完成させることができました。クラブに行きたいし、そんなしんどいことやめよう。そんなクラスもけっこうあるんじゃないかと思うのです。だから、クラスで話し合って「よし、やろう!」って決めることができて、その決めたことに積極的に取り組む人がいっぱいいたってことを僕は胸を張っていいと思うのです。

1組でやったこと

 他にも、1組ではいろんなことをやりましたよね。たぶん、当日の発表を見てくださった人たちの中にも気づいていないこともあるだろうから、ここで列挙してみます。

• 当日の服装。普通全員セーターかポロシャツかにそろえます。ところが1組では列ごとに交互にセーターとポロシャツをそろえました。しかも、男女で逆にしました。こんな発想は、僕にとっても初めてでした。
• ホリゾントの花畑の部分。実際に色画用紙を切って貼りましたが、遠近感を出すために花のサイズを5種類用意し、少しでも鮮やかに見えるように画用紙の色よりも濃いマジックですべての花の縁取りをしました。花を貼る時、どうしても隙間ができてしまうので、花を切り抜いたときに残った周囲の余白部分を小さく切ってそれを先に貼ってから花を貼ることで、違和感なく隙間を埋めました。
• 切り抜き文字は、1組のパソコン部の人に頼んでパソコンで大きく印刷をしたものを厚紙に貼り、それを切り抜いてさらにアルミホイルを貼りました。そのとき、あとでホリゾントに貼る必要があったので、できるだけ文字の裏にはアルミホイルを貼らないようにしました。
途中、「旅立ち」の「立」という字が3つのパーツに分かれていたので、それではホリゾントに貼りにくいと言う事でわざわざ別のフォントを探して印刷のやり直しをしてもらったこともありました。
• ホリゾントに電飾用LEDを100個取り付けましたが、その重さで発表途中にホリゾントが落ちてしまわないように、ホリゾントの上端にヒモを数本取り付けてホリゾントバーにくくりつけるようにしました。
• 電飾を点灯させる時には暗くしなければなりません。何も見えなくなるのでその対策として、指揮者が持つ指揮棒は百均ショップで買ってきた光るアクセサリーを使いました。1組の発表が始まった時にはすでに光り始めていたので、指揮者はそれを隠さなければなりませんでした。入場する時、舞台は暗かったからです。うまく袖に隠して、おそらく誰もそのことに気がついていなかったと思います。
ピアノの鍵盤も見えなくなってしまいます。電池式のランタン(広い範囲を照らす懐中電灯)を用意しましたが、本番では伴奏者はスポットライトの強い光を浴びていたのでランタン程度の明るさでは不足していて、照明を消したとたん何も見えなくなってしまい伴奏が一時ストップしてしまうアクシデントにつながりました。

 他にも合唱で声の強弱をつけたところもあったし、刷毛や筆ではなく手でホリゾントに色を塗った部分もあったし、ホリゾントに電飾を取り付けるには非常に手間と人手がかかったことなどもありました。
 こういった努力をたくさん積み重ねてきたことが、今回の受賞につながったんだと思います。本当に、みんなよくがんばりました。