文化祭を終えて

審査員の講評

 文化祭の審査員は点数をつけるだけではなく、どんな所が良かったのか、コメントも書くようになっています。2年4組の発表には次のようなコメントがありました。

・セリフに感情がこもっていてうまい。いろいろな昔話をミックスして脚本がおもしろい。人物の絵も上手でした。
・さまざまに工夫をしているところが大変良かった。ホリゾントの2枚目もよく出来ていました。見る人達が楽しくなるようによく工夫がしてありました。声も聞き取りやすくよかったです。
・ストーリーがよく考えられている。セリフを言う人がうまい(特におじいさん、おばあさん役)。絵も一枚一枚ていねいに書いてある。
・様々な昔話をうまく組み合わせ、ストーリーも興味深く組み立てられ、最後までおもしろかったです。
・なんか劇みたいにやってたけど、ちょっと違うかった。右のところにみんな集まってて、そっから声を出してて、工夫してあるところがよかった。話がおもしろかった。
・誰がしゃべっているのか分かるように分かるようにしていた。演技うまかった。
・いろいろな昔話が混ざっていておもしろい。音楽があって楽しい。後ろの絵や桃太郎などの絵がかわいい。犬やサルがちがう話から仲間に加わっておもしろい。
・音響が良かった。おばあさんがしっかりしていた。ホリゾントが上手。
・セリフの一言一言に感情がこもっていた。途中で関西弁になったのがおもしろかった。普通の桃太郎の劇に一工夫してあった。いろんな昔話が混じっていてすごく楽しめました。昔話の動物が仲間になっていって、そこもおもしろかった。後ろの絵もすごかった。
・アイディアがすごいよかった。笑いがあってよかった。ホリゾントがうまい。

担任の思い

 僕は、4組が昔話に挑戦するということが決まった7月に二つのことを考えていました。ひとつは、3年生にプレッシャーをかけてやろうということです。3年生よりも2年生の方が先に発表するので、3年生がプレッシャーを感じるような高いレベルの発表が出来れば、当然3年生は自分たちの発表をがんばるでしょう。それは◇◇中の文化祭全体のレベルアップにつながるはずです。
 もうひとつは、来年、君たちが3年生になった時の文化祭につながるような経験をしてもらおうということです。3年生で取り組む演劇は、音響や照明、役者に道具など様々な仕事がぴったりとかみ合ってはじめて完成する総合芸術です。そういったことを一度でも経験しておけば、来年の◇◇中の文化祭全体のレベルアップにつながると思ったのです。今年の2年生は様々な内容にチャレンジしましたが、演劇につながるものといえば、人形劇です。ぜひがんばってもらおうと思いました。
 ここまで読んで気づいた人がいるかもしれません。僕が考えていたのは全体のこと。すいません。僕は最優秀賞を取るということはあまり考えていませんでした。結果として取れたらそれでいいという程度です。
 でも、◇◇中全体にとってプラスになれば、それはめぐりめぐって4組にとってもプラスになります。自分さえ、または自分たちさえ良ければそれでいい、というような目先のことだけを考えるようなことをすると、結果として大きなチャンスを逃してしまうことになるかもしれません。だから、僕は他クラス、他学年の発表にも手助けできることはやってきました。
 ホリゾントに夜光塗料を使うヒントを教えた以外に、剣が光るようにするブラックライトやパントマイムで使ったトランクなど、使えるものがあったらそれを貸し出しました。段ボールが足りなくて困っていた3年生に4組で余っていた段ボールを譲り渡したりもしました。劇のシナリオで矛盾している点を指摘したりもしました。
 レベルの高い発表を見ることも、来年の文化祭につながる経験の一つだと思います。審査員の講評をみると、4組の発表はそれなりのものを見せることができたのではないかと思っています。もちろん、反省すべき点がなかったわけではありません。それについては、次の学級通信で。