どう受け止めるか

文化祭でのトラブル

 文化祭の取り組みは長期間続きます。生徒総会の行事計画で文化祭をやることを承認し、7月に脚本を選びとキャストを決め、夏休み中に脚本の加筆削除などをして正式な脚本を完成させ、2学期に入ったら具体的な準備をどんどん進めていきます。
 長い取り組み期間中、何らかのトラブルが発生することはよくあります。そのトラブルの内容をみると、ひとつは「思いもよらないトラブル」があります。巨大な大道具を作ったけど大きすぎて教室のドアから運び出せなかった。ホリゾントを広げて乾かしていたら、水道の蛇口に関するトラブルで夜中にあふれ出た水でホリゾントが2枚ともダメになった。こういったものです。これらの場合、その時は本当にショックだし大変ですが、クラスのみんなが協力すればなんとかなるものです。実際、どちらも文化祭当日までになんとか間に合うように解決できました。
 別の種類のトラブルには、「人間関係のトラブル」があります。『僕らは頑張ってるのに、あいつらはいつもジャマをする』などと不満を感じている人がいるかと思えば、『自分たちばっかり仕事して、僕らには何もさせてくれへん』と不満を感じている人がいるようなものです。また、持っている劇のイメージや目指す方向の違いから意見が合わず、お互いに意地を張ってもめるようなものもあります。これらの場合は、冷静に話し合いをして、コミュニケーションをしっかりとれば解決できることも多いです。

押しピンの事件

 解決が難しいトラブルもあります。自分が担当する仕事をサボって帰ってしまうようなものが当てはまります。誰かがサボったら、残された人たちにすごく嫌な思いをさせられ心を傷つけるのに、そのことにまったく気がつかないか理解できないことがあるからです。こういう人には、あきらめないで『一緒にがんばろう』と声をかけ続けていくしかないと思います。
 今週の月曜日に5組で起きた、休み時間にこっそりと誰かが押しピンをイスの上に置いていたためにその席の生徒がけがをした事件。この事件に関わった人も同様に、周りの人たちにすごく嫌な思いをさせ心を傷つけるのに、そのことにまったく気がつかないか理解できていない可能性があります。
 でも、今回の事件に、怒っている人や不安に思っている人はたくさんいます。

◇ 今、文化祭で協力していかないといけない時に、何で、そんな事をするのかと思う。
◇ やった人はすごく反省してほしいです。これからこんな事が起こらないクラスにしたいです。文化祭の前で少し不安です。
◇ やった人には反省をしてほしい。こんなことでクラスの雰囲気を壊してほしくないと思う。こんなことが二度とないようにしたいし、やった人は素直に言ってほしい。
◇ やった人、ありえへん。画鋲とか普通に危ないのに何考えてんの?! もし、ケガした子に言いたい事があるんやったら言葉で言ったらええやん。なんでイスの上に画びょう置くとか、意味わからん事するん?? やったのが遊び半分とかやったらほんま許されへん。まずこんな事するのが許されへんけど。やった人誰? って言われて出てこれへんとか、そんなんやったら最初からすんなや。とりあえず、やった人はちゃんと出てきてあやまって。それが普通やろ? あやまっても許されることちゃうけど。それほど最低なことしたってことやで。
◇ やっぱり自分のクラスでこのようなことが起きた、ということにびっくりしています。やった人がもし出てきたのならば、その人がどうしてそんなことをしたのか… 気になりました。
◇ クラスの中でそんなことが起こったのは、これからどうなっていくのかが心配です。
◇ やったらあかんと思います。危ないと思います。取り返しのつかないケガをしていたら、どうするんだろうと思います。早くやった人、出てきてほしいです。文化祭を気持ちよく成功させたいです。

 これらの意見をどう受け止めて、クラスとしてどうしていくかが大切です。押しピンを置いた人だけではなく周りのみんなも何が必要か、よく考えてください。