教室の掃除の進め方

 教室の掃除って、机を前に運んだあとホウキが掃いている間、他の係は待っていませんか? その時間を減らせばもっと短時間で済むのではないか。そう考えて工夫した進め方です。
 生徒が慣れるまではスムーズに進みませんが、慣れると格段に速くなって清掃後の行動にも余裕が生まれます。あるクラスではこの掃除の方法をMシステムと呼んで、自分たちのクラスの自慢の一つにしていました。
 この進め方の利点は掃除が早く終わるだけではなく、うまくできた時の達成感やクラスの仲間との共感などが得られることもあります。あと、掃除をさぼる人がいるとそこの流れが滞って目立つから、さぼりにくくなるようです。

①机を教室の前半分に移動させたあと、ホウキのチームが端に1列に並びます。

②教室の後ろの位置にいる人は、80cmぐらいの幅をホウキで掃きながら進みます。
 この時、ホウキの動かし方は教室の後ろから前に
 (進行方向に対して右から左に)掃きながら歩く形になります。
 2人目は1人目のうしろ1mぐらい遅れて同じように掃きながら進みます。
 3人目以降も同じように掃いていきます。

③ホウキのチームの後ろをついていくように、床拭きのチームが雑巾で床を拭いていきます。

④6人目の床拭きが通過した後は床掃除が終わっているので、
 机運びのチームが机を端から順番に机を運んでいきます。

⑤ホウキチームの1人目が壁に到達した段階で、すでに机が何列か後ろに運び終わっています。
 ホウキと床拭きのチームは、順次教室の前半分の掃除を始めます。

⑥机運びチームが最後の列を教室の後ろに運んだころには、
 教室の前半分で掃除が終わっているところがあります。
 そこに机を並べていきます。

⑦床掃除を終えたホウキや床拭きのチームは、
 机の上の水拭き、黒板をきれいにする、窓を磨く などの掃除をします。