怒り と 笑い と 夏の庭

もっともな意見

 昨日、2年生は臨時集会を開きました。テストの点数に関しての不正行為が続けて見つかったからです。集会後に、不正行為について書いてもらいました。そのみんなの意見を読んでみると、不正行為をした人に対しての『怒り』があふれていました。
• 勉強を一生懸命頑張ってきた人に対して失礼だと思う。
• 自分は勉強が苦手だが、不正行為をやろうなんて思いもよらなかった。なぜそんなことをしたのか。ぜひ聞きたい。
• ごく少数の人のために、まじめにやってきた自分たちまで疑われるようなことになったらすごくイヤだ。やった人はあやまってほしい。

 どれも、もっともな意見だと思います。言い方は変ですが、みんな正しく怒っているなと感じました。さらに、怒り以外にこんな意見もありました。
• そんな不正行為で点数を上げたいと思わへん。そんなんで点上げたいんやったら、はじめから自分で頑張ればいいと思う。
• 私は、もし先生がまちがえて○していたら、正直に言っています。そんなこと分かってて何も言わなかったら、私自身スッキリしないからです。

 先生と生徒との信頼関係、生徒と生徒との信頼関係を損なう今回のような不正行為に対して『怒り』を感じる感覚を持ちつづけること。そして、その怒りを正しく意見表明していくこと。また、周囲に流されることなく自分で判断して、正しい行動を続けていくこと。どれもこれもずっとずっと大切にしてほしいです。

笑いの種類

 先日、いじめについて話をしました。いじめのないクラス。笑いの絶えないクラスを目指したいなぁって、多くの人が願っているのに、なんでいじめはなくならないんでしょうね。いろんな要因が絡んでいて、パターンも様々で、次々と新しいケースが出てくる状態ですから、僕たちとしては訴えつづけるしかないと考えています。
 そこで、今回は『笑い』について話をします。単刀直入にいうと、さっき「笑いの絶えないクラス」がいいクラスであるかのような表現をしましたが、本当にそうだろうか?という話です。
 ここで問題になるのは『笑い』の種類です。『笑い』にも実はいろんな種類があります。安心したときに思わずでる笑い。相手をバカにした笑い。照れかくしの笑い。納得の笑い。ごまかしの笑い。ひやかしの笑い。意表をつかれたときの笑い。思い出し笑い。他にもいっぱいあります。
 その中のどんな笑いがクラスの中にあるかで、クラスの雰囲気はまったく違ったものになります。極端な言い方をすれば、笑いには「よい笑い」と「そうでない笑い」の2種類があるということです。そして、いじめをなくしていくということは、「よい笑い」を増やしていくことに他ならないのです。
 5組には、どんな種類の笑いがありますか? 少し振り返ってみてください。よくない笑いが見つかったら、そこには「いじめ」が隠れている可能性があります。どうすれば、それをよい笑いに変えられるか。一人ひとりが考え、行動していきましょう。

The Friends

 5組が文化祭で取り組む劇の内容が決まりました。特活の時間にクラス全員で図書室に行って、何十冊もある演劇脚本集を引っ張り出していい作品はないか探してみたり、作品候補をみんなから公募してみたりもしました。さらに候補作品について班ごとに意見を出して作品数を4つに絞り、最後は多数決で決めました。
 こんなに時間をかけて考えてきたのは、クラスみんなで考えて、心をひとつにできるような作品を選ばないと、あとでいろいろともめたりして大変なことになるという僕のこれまでの経験があったからで、だから可能な限り時間をかけたわけです。
 昨日決まった作品は『夏の庭 The Friends』です。登場人物はそんなに多くはないし、誰が老人役をするんだろうとか解決しなければならないこともありますが、1994年に映画化されてその年のキネマ旬報日本映画ベストテンでは第5位、同読者選出日本映画ベストテンでは第8位に選ばれているような作品ですから、しっかりした内容だし、今年の学園祭のテーマにもぴったりだと思います。
 ぜひ、この作品を完成し、文化祭を成功させて、よい笑いがあふれるクラスを、そして学校を創りたいですね。