目標 と 反省 と 工夫

 早いもので、来週の金曜日が1学期の終業式で、翌日から夏休みです。楽しみだという人は多いでしょうが、その前に懇談があります。これはすごくイヤだと感じる人が多いのですが、懇談は1学期を振り返って、夏休みや2学期に向けて何をしなければならないかを見つけていくために必要なものです。ぜひプラス思考で「懇談」を考えて欲しいものです。

中間テストと期末テストの比較

 さて、懇談の前に話しておきたいことがあります。そのひとつ目はテスト結果の話です。昨日の終礼でも話をしましたが、6組では中間テストと期末テストの結果を比べて下がってしまった人の方が、上がったという人よりも多かったです。中間テストで結果が良かったから油断した人もいるでしょう。勉強する内容が難しくなってきてこういう結果になった人もいるかもしれません。
 僕は、中学校生活に慣れてきて、よい意味での緊張感がなくなってしまったという面もあるかもしれないと思っています。そして、この緊張感がなくなってきたことが結構大きな問題ではないかと考えています。それはなるべく楽をしようという考えが出てきて、逆にがんばろうという気持ちがなくなってしまっていることを表していて、従って低い『目標』しか持たないようになっていることにつながると思うからです。
 形が美しいといわれる木は、太陽を目標にして空に向かって大きく伸びていることが多いです。同じように、中学生の君たちが大人へと成長していくためには、どの方向に伸びていくのかを示すよい『目標』が必要です。『目標』が低ければ、大きく伸びていくことはできません。よい『目標』とはあきらめずにがんばれるような、でも、がんばらなくてはいけないような、そういうものです。今回の期末テストで『目標』を低くしてしまった人は、これからどうするのか。2学期に向けてもう一度よく考えてください。

本当の反省を

 さて、高い『目標』を持つために必要なものがあります。それは『本当の反省』です。自分のことをきちんと振り返り、どこが悪かったのか、どうすべきだったのかなどを反省することができなければ、次にがんばることなんてできません。
 よくいるのが反省などを紙に書くときだけやる気を出す人。本人に言わせれば、その場では本当に反省しています。しかし、そのやる気はその場限りのもので遅くとも翌日には、早いときはその反省を書いた反省用紙を提出したときにもうそのことを忘れています。これは本当の反省ではないからそんなことになってしまうのです。
 中間テストが終わってみんな『反省』しましたよね? その『反省』が本物であれば期末テストの結果に影響していると思うのですが、どうですか? もしも、中間テストの『反省』が『本当の反省』ではなかったかなと思う人は、前回の『反省』について『反省』してください。そして『本当の反省』をしましょう。

工夫する工夫を

 『本当の反省』ができたら、次に考えて欲しいのはどうすればその『反省』が生かせるかということです。そのためには『工夫』が必要です。
 今までのやり方でうまくいかなかったのなら、何らかの『工夫』を加えたらいいのです。時間の使い方を工夫する。新しい道具などを導入してみる。やり方を誰かに聞いてみる。などなどよく考えたら工夫できることはたくさんあるはずです。それなのに何の工夫もしないで、うまくいかなかった方法を何度も繰り返す人が結構多いんです。
 そんな人は自分で勝手に条件を当てはめてみたり、これはこういうものだと決めつけたりしていることが多いです。それを打ち破ることができるかどうかで、ずいぶんと結果が変わってきます。そんな固い考え方から抜け出すために、『工夫する工夫』が必要なことがわかってもらえるでしょうか。
 工夫できるやわらかい頭にするためには、訓練を繰り返すことがとても有効です。で、その一助になるかなと思って、ぼくは、行事の時や教室の掃除についてもっと周りをよく見て、どうすればいいのかよく考えようなどと言ってきました。毎日の生活の中で常に工夫しようとすることで、自然に固い考え方を打ち破ることができると思っているからです。