終わりよければすべてよし?
宿泊行事
2年生の宿泊行事が終わりました。大きな問題はなく、そうだったのかという話や楽しい話などいろんな話はたくさんあるという感じで2日間を過ごせたのは良かったと思っています。1日目の天気が残念でしたが、教室にぶら下がっている巨大テルテル坊主も反省しているみたいだし、何よりもクラスにとっての収穫がいくつかあったことが、担任としてうれしく思っているところです。
まぁ、まだ、みんなの反省や感想を見ていないので、ここではあまり深く話をすることは避けておきましょう。後日のお楽しみということにしておいてください。それなのに今日、学級通信を出すことにしたのは、1日目のレクリエーション大会に関してみんなに話をしておきたいことがあったからなんです。
成功したレク大会
1日目、天気が雨ということで赤穂海浜公園にも行かず、予定よりも早く頭島に行きました。でも、防波堤での釣りは危険だということで中止。せっかく楽しめるように5組のいろんな秘密作戦も考えていたけど、砂浜でのドッジボールや騎馬戦も中止。そのかわり、頭島の集会所を借りて3クラスずつ交代でレクリエーション大会をやりました。
往復伝言ゲーム、お見合いゲーム、積木作文の3種類でしたが、結構楽しかったし、よかったと思いませんか? 司会進行を担当したレク係の人たちの、楽しんでもらおうとする工夫も感じられ、それが楽しいひとときを過ごすことにつながったのだと思います。でも、実は出発の前の日、レク係の人たちは最後の打ち合わせのときに、なかなか意見も出ずやる気も感じられなかったので、担当の先生に怒られてしまうという状態だったんです。
そのあと、レク係の人は当日の司会進行の練習をするなど、奮起したようです。また、お見合いゲームの時に前に出ていた人が胸につけていた番号札は、ある人が家に帰ってから作ったものです。そういった努力が本当に大切なんだと思います。
バスレクともうひとつのレク大会
成功したレク大会に比べて、バスレクは盛り上がりに欠けるものになってしまいました。企画内容はみんなで楽しむには少しむずかしいかなという内容だったし、係の人もゲームの順番を覚えていなかったり、「司会をするなんて苦手なんだよな」なんてゲーム中につぶやいたり。頑張っている係の人もいましたが、もうひとつ雰囲気が盛り上がらなかったのは、やはり、準備段階の不十分さに原因があるのではないかと感じました。
それから、別の3クラスがやった別会場のレク大会。そちらでは係の準備ができていないからという理由でお見合いゲームをやらなかったようです。楽しめたかもしれないゲームがひとつ、なくなってしまったのです。
準備にどれだけのエネルギーを使うかで結果は大きく変わってくるものなんですね。なぜ、もっとおもしろいものにしようと考えなかったのでしょうか。みんなで楽しめるかどうかに関係なく、とりあえず形だけ準備をしておけばいいとでも思っていたのでしょうか。その結果、宿泊行事の1日目は、何も楽しい思い出がなかったなんていう人がいたら、悲しいですよね?
終わりよければすべてがよいか?
「終わりよければすべてよし」という言葉がありますが、準備や途中経過がどうであれ、最後に良い結果が得られたらそれでいいのだなんてごまかすような意味で考えてはいけません。たまたま良い結果が出たとしても、その集団にとってあまりプラスにならないことの方が多いからです。
僕は、「終わりよければすべてよし」の前に「始めよければ終わりよし」ということばがくっつくべきだと思っています。つまり、良い結果の影には用意周到な準備が隠れており、準備がきちんとできていたら、おのずと結果は良くなる。だから準備をきちんとしましょう。そういう意味で考えるべきだと思っているのです。
この「用意周到な準備」というのが本当に大変で、例えば今回の宿泊行事では晴れた場合と雨の場合、二つのレク大会の準備をしました。そして、実際に役に立つのは一方だけで、もう一方は準備だけして何もしないことになります。どちらがそうなるのかは当日にならないとわからないこともあるし、だからといって手を抜くわけにもいきません。
宿泊行事の係の中で、一番準備も当日も大変なのがレクリエーション関係の係だと思います。そして、クラスという集団に大きな影響を与えるのも… 1年後の修学旅行では、今回の反省をしっかり活かしてください。