HIGH? LOW?

修学旅行が終わりました

 君たちが1年生のときに行き先、日程、旅行業者などが決まり、2年生のときに下見に行って、3年生になって細部の準備を仕上げる。修学旅行って、こんな感じで準備にたくさん時間が必要な行事です。でも、準備に長い時間とエネルギーを使った割には、実際に行ってみるとあっという間に終わってしまった。そんな感覚を持つことも多いのが修学旅行です。
 クラスの仲間の新しい発見があったし、絆や理解が深まりました。2組のこれからの課題も見えてきました。そんなこともすべて含めて、たくさんの思い出ができました。そんな思い出の中にバスレクがあります。いろんなことをやりましたが、「今乗っているこのバスのタイヤの直径は、100㎝よりもHIGHかLOWか」といった問いに、班ごとに答えを出すHIGH&LOWクイズがありました。
 具体的な反省はこのあとしてもらいますが、その前にHIGH&LOWクイズの雰囲気を少し借りて、みんなに考えてもらいたいことがあります。修学旅行であった次のような行為は、クラスの集団としてのレベルをHIGHにするのか、LOWにするのか、どちらだと思いますか? ということです。

HIGHか LOWか

① EXアドベンチャーのハイエレメントで、高い所が怖くてなかなか進めない人に
 ・「がんばれ」「大丈夫」などと声をかけ、自分のできる範囲で手伝う
 ・自分には余裕があるのに、励ましも手伝いもしないで先に進む
② EXアドベンチャーのハイエレメントが終わった後で
 ・まだコースにいる人を応援し、どうすればうまくいくかをアドバイスする
 ・まだコースにいる人に冷やかしの言葉を投げつけ、一生懸命頑張っている姿
 を見て大笑いする

 お弁当を食べながら、ハイエレメントのコースを下から見ていたときは大したことがないように思えていたのに、実際に上がってみると結構怖いと感じた人は多いと思います。こういう時に、その人の人間性といったものが見えてくることがあります。自分の中のありったけの勇気を振り絞ってクリアするのに必死で、周囲の人のことなんかかまってられない!という人もいました。それは恥ずべきことではありません。でも、余裕でゴールした後に「おい、他の奴らをひやかしに行こうぜ!」と走って行った男子たちの行動はどうなんだろう? と思うのです。

③ 修学旅行のルールを
 ・違反物は持ってこなかったが、行動の部分ではルールをやぶった
 ・違反物はもちろん、実際の行動でもルールを守った
④ 係の仕事を
 ・最低限やるべきことはやったが、自分の係以外には協力的ではなかった
 ・係の仕事に他のメンバーと協力して取り組んだし、他の係にも協力した
⑤ マナー
 ・宿の方やバスガイドさんたちにあいさつはできたし、話を聞くこともできた
 ・宿舎内では暴れたし、あいさつもしない。説明なども聞かず友達とおしゃべり
 を続けた

 これらは、基本中の基本です。できて当たり前のことばかりです。なのに、できていないことがあるのはどういうことでしょう。
さらにこんなことも…

⑥ 3日目の昼食時に
・おかわり用の水がなくなったので、空になったポットを持ってお店の人にもらいに行った
・その間に、周りの人がその人のどんぶりに食べきれないカツを山のようにのせた
 
 修学旅行の最後に、なぜこんなことを? これで、2組の団結は深まったと言える?親切心でみんなのために水をもらいに行ってる間に、こんなことをされた人の気持ちがなぜ想像できないのですか? なぜ、やっていいことかどうか、正しく判断しなかったのですか? 
 僕は非常に残念です。君たちは、まだ人間として未熟な存在です。だから失敗もするでしょう。でも、だからこそ失敗したら反省をして、次に活かさなければなりません。
 3日目の朝食のあとに、食べ終わった後の割りばしと箸袋のマナーを教えましたが、昼食の時にさっそく活かしていた人たちが何人もいました。こんどは全員が同じようにきちんと次に活かせる反省をすることを望みます。