みんなよくがんばりました
タウンラリー 2位 学年レク 1位 総合優勝 6組
1年生の宿泊学習で行なわれたいくつかのプログラムのうち、タウンラリーで2位、学年レクで1位をとった6組は、総合でも優勝ということになりました。もらった賞状と優勝カップは、今教室の黒板の上に飾ってあります。6月初めの土曜参観の時には、保護者のみなさんにも見ていただけますね。
結果の分析
タウンラリーは班による得点の差が大きくて、6クラスの中での最高得点は98点、最低は32点という状態でした。得点が90点以上だった優秀な班は全部で8班しかありませんでしたが、そのうち3つの班が6組にいました。しかもその中に最高得点である98点をとった班が含まれていました。これは6組が優勝か?と思っていたら、結果はちがっていました。
6組は確かに優秀な班もあったんですが、得点が60点台や40点台の班もありました。それに比べてタウンラリーで優勝した4組は、点数のばらつきが小さくてどの班もそこそこ高い得点を稼いでいました。その結果、合計得点でたった7点の差で、4組は優勝、6組は2位ということになったんです。
たった7点の差かと思い、ふと所要時間のずれによる減点を合計してみました。するとちょうど7点でした。もしも全ての班が所要時間ピッタリにゴールして減点がなかったら、それだけで1位と同点になっていたのです。本当にわずかな、ほんの少しの差が大きな結果の差につながっていたのです。
総合優勝の方はといえば、6組は確かに総合優勝できましたが、2種目で2位を取っている5組や全ての種目で2位か3位に入賞している1組との差はわずかでした。いかだレースの最後のボーナスレースで、6組は2位を続けて取りましたが、もしもどちらかが3位になっていたら、6組の総合優勝はありませんでした。
わずかな差を生むもの
賞状やカップがもらえるかどうか、その差はわずかであることが多いです。F1のようなレースだとコースを1周する時間の千分の1秒というレベルで競います。だからコースを何十周もしてからゴールしても、1位と2位の差はそんなに大きくありません。でも、賞金金額など結果の差はすごいです。
このようなわずかな差はどこから生まれてくるのでしょうか。F1レースとかオリンピックの種目のような、プロフェッショナルの人たちの話は置いときます。今回の宿泊行事のような、ごく普通の中学生の場合ではどうなのかを考えてください。
当然、競技の内容などによって変わると思いますが、大きな要素としてはクラスがまとまっているかが第一に考えられます。クラスみんなが同じ目標に向かって努力しているかどうかということです。例えば学年レクの往復伝言ゲームの時に、ふざけて失格になったところがあります。6組は、みんなまじめに、そして一生懸命に取り組んでいましたね。その結果高得点が稼げたんです。そのあとのすき焼きゲームでの、豆腐とネギばかり引くという担任のくじ運の悪さを考えると,本当にあぶなかったですね。みんなのがんばりが優勝につながりました。
次に考えられるのは周囲からの応援。いかだレースの時に、手拍子と組み合わせて『GO!GO!6組!』と声を出して応援できていたでしょう? あれは応援されている人たちにとって、がんばろうというやる気を出すことにつながるし、応援する人たちにとって、頑張っているクラスの仲間に自分の気持ちを送ることになるし、クラス全体がまとまる結果になりました。そういう点でとても良かったと思うのです。
そして、『考えること』も大切です。ただ単純にがんばるだけではなくて、より効果的に、みんなでがんばるためにはどうすればいいのか。良い結果を生み出すには、どんな工夫をすればいいのか。そういったことを考えることがとても大切です。いかだレースで、最初は2回続けて5位だったけど、その後はどんどん順位を上げて行ったでしょう? 考えて工夫した成果ではないかと思うのです。
わずかな差を生み出すための、こういったポイントは他にもきっとあります。そのことにも目を向けて、これからに活かしてください。次の賞状のスペース、空けてありますから。