終わりよければすべてよし?
宿泊行事
1年生の宿泊行事が終わりました。教室にぶら下がっている巨大テルテル坊主のおかげか、1日目の昼食後に大粒な雨が少し降ったぐらいであとは天気も良く、6組は全員が参加できたし、何よりもクラスとしての収穫がいくつかあったことと、これからの課題もいくつか見えてきたことが担任としてうれしく思っているところです。
まぁ、まだ、みんなの反省や感想をすべて見ていないので、ここではあまり深く話をすることは避けておきましょう。後日のお楽しみということにしておいてください。それなのに今日、学級通信を出すことにしたのは、1日目のレクリエーションに関してみんなに話をしておきたいことがあったからなんです。
成功したレク大会
1日目の夜、学年レクリエーション大会をやりました。往復伝言ゲームとすき焼きゲームの2種類でしたが、結構楽しかったし、よかったと思いませんか? 往復伝言ゲームの方は少し司会がもたつくなどして、ゲームの時間がかかった割にはもうひとつという感じでしたが、後半のすき焼きゲームの方は司会進行を担当した人たちの間の取り方や盛り上げようとする話し方が良かったし、大きな紙に書いたじゃんけん係の絵もみんなに楽しんでもらおうとする工夫が感じられ、それが楽しいひとときを過ごすことにつながったのだと思います。
でも、実はじゃんけん係の人は一度作った紙を担当の先生にダメ出しされて作り直したものです。そうしたら、初めに作ったものよりもずいぶんと良い絵を完成させました。また、出発の前の日、すき焼きゲームの司会進行を担当した人たちは、学年レク係の打ち合わせのときに最後まで残って司会の台本の読みあわせをしていました。そういった努力が本当に大切なんだと思います。そして、その努力の積み重ねがあったからよい結果につながったのだと思うのです。
バスレクの結果
夜のレク大会に比べて、バスレクは盛り上がりに欠けるものになってしまいました。企画内容は少しむずかしい感じだったし、説明もわかりにくかったですね。ゲームの順番や担当がはっきりきまっていなかったようだし、係は全部で6人いたはずなのに当日何もしなかった人がいたし、流してほしい曲のアンケートをとっておきながら音楽は一曲も流れなかったし…。1日目夜の反省で、バスレクがおもしろくなかったという意見が出てきたのも仕方がありません。盛り上がらなかったのは、やはり、準備段階の不十分さに原因があったのではないでしょうか。
終わりよければすべてがよいか?
「終わりよければすべてよし」という言葉がありますが、準備段階や途中経過がどうであれ、最後に良い結果が得られたらそれでいいのだ。なんてごまかすような意味で考えてはいけません。たまたま良い結果が出たとしても、それはその集団にとってあまりプラスにならないことの方が多いです。
僕は、「終わりよければすべてよし」ではなく「始めよければ終わりよし」ということばの方を大切にするべきだと思っています。つまり、良い結果の影には用意周到な準備があり、準備がきちんとできていたら、おのずと結果は良くなる。だから準備をきちんとしましょう。そういう意味で大切にしてほしいのです。
この「用意周到な準備」というのが本当に大変で、例えば、学年レク用に台本が用意されていたのですが、予定通りうまく進行するとは限りません。でも、当日どうなるかわからないからといって手を抜いてはいけません。いろんなことを想定して対応策を相談することが司会係の「用意周到な準備」といえるでしょう。
また、中学1年生の知識や経験には限界があります。だから一人や二人で「用意周到な準備」をすることはむずかしいこともあると思います。だったら、バスレク係はもっと全員で話し合いをして、協力して準備をして、場合によっては他の係の人にも協力をもとめ、担任にも「○○を使いたいので用意してもらえますか?」などと言えたらよかったと思います。
済んでしまったことは仕方がないし、今回のことを教訓として活かさなければ、それこそムダになってしまいます。今後の行事で準備をしっかりすることで、この経験を活かすようにしましょう。あと「用意周到な準備」をすることがやはりむずかしい来週のテストに向けても、しっかりがんばってくださいね。