レクリエーション トランプの遊び方 ゲロゲロ

修学旅行のお風呂の順番待ちの時などに、生徒たちがトランプで遊ぶことがあります。でも、案外遊び方を知らないんですよね。そこで簡単にできておもしろく、生徒同士の交流も図れる遊び方を紹介します。
これは、教室で学活の時間が余ったときなどにも、簡単にできます。最初にルールを説明するときは、班に5枚ずつ配って班対抗の形にしたこともあります。わからない部分は班の中で教えあうことができるし、作戦の立て方も交流できるのでよかったですよ。

準備

ジョーカーは使いません。トランプをよく切って各自に5枚ずつ配り、残りは中央に置きます。次に、誰から始めるか順番を決めてください。
参加人数は5人~8人ぐらいがいいです。

基本ルール

 このゲームの目的は、同じ数字のカードを4枚そろえるように集めることです。全部で13セットできますが、よりたくさんのセットを集めた人が勝ちです。
 カードの集め方は、順番が回ってきたら誰かを指名して「ちょうだい」とか「ください」といいます。これだけではどの数字が欲しいのかわかりませんから当然数字も言うのですが、言うことができる数字は、自分が持っているトランプの数字だけです。例えば自分の手元に「2、5、9、J、J」があったとします。すると、聞けるのは「2、5、9、J」の4種類だけです。だから、この場合「〇〇さん、2ちょうだい」と言うのはかまいませんが、「〇〇さん、4ちょうだい」とは言えません。つまり、「ちょうだい」と聞くことで他のメンバーに何を持っているのかがわかってしまいます。
 言われた人は自分のカードを確認して、言われたカードがあったらすべて出さなければなりません。たとえ同じ数字を3枚持っていたとしてもです。だから、先ほどの例であれば手元に「J」が2枚あるので、最初は「J」以外の「2,5,9」のどれかから聞いていく方がいいでしょう。

 指名されても自分がその数字のカードを持っていなかったら「ないよ~!」とか「ありませ~ん」とか「残念でした」など感情をこめて言いましょう。気持ちがこもっているほど、面白くなります。そう言われたら、指名した人も感情をこめて悔しがりましょう。そして中央から1枚カードをひいて、次の人に順番がまわります。
 もしも、指名されて言われた数字のカードを持っていたら、悔しがりながらすべて渡しましょう。だんだんヒートアップしてくると「7持ってるやろ? 全部よこせ!」「そんなもの、ない!」というようなやり取りが起きることがありますが、その横でこっそりと心の中で笑っている人がいるかもしれないことを、お忘れなく。
 指名して、その数字のカードをゲットしたら、続けて指名できます。その時、同じ数字を聞いてもいいし、別の数字を聞いてもいいです。また、同じ人に聞いてもいいし別の人に聞いてもいいです。自分で自由に考えて、決断してください。
 同じ数字のカードが4枚そろったら、自分の前に出します。たまに、中央のカードを引いたら4枚そろったということもあります。その場合もすぐに自分の前に置いてください。
 1枚しか手持ちがないのに他の人にとられるなどして手元にカードがない場合は、自分の順番が来ても誰にも聞けないので中央のカードを引くだけになります。手持ちのカードも、中央のカードもなくなった場合は、手元に補充することが出来ないのでそのままゲーム終了です。
 ゲームが進んで中央のカードがなくなったら、あとはお互いの手持ちのカードを取り合うことになります。ですから、中央のカードの残り枚数が少なくなった段階になると、それぞれの手持ちの枚数や前に出ている4枚セットの数を確認して、自分の手持ちカードをどのように生かすのか、誰を攻めるのかなどの作戦を考えなければなりません。取るか取られるかの駆け引きがドキドキします。

コツなど

① 誰がどの数字を言ったかを覚えましょう。自分が持っている数字しか聞けないのですから、これは重要な情報です。もちろん、どの数字を「ありませ~ん」と答えたかも重要です。ただし、ゲームが進んでいくと混乱して、よく記憶間違いがおきます。
② 自分が持っている数字を他の人にできるだけ知られたくなければ、同じ数字をどんどん聞くほうがいいですが、逆に持っている数字をいろいろ変えながら聞くことでまわりの人の記憶を混乱させる作戦も考えられます。コツコツ集めて3枚そろえたのに最後の1枚を持っていた人にすべて持っていかれる悔しさとか、いろんな数字を聞いたために1周回っている間にどんどん取られて手持ちがなくなってしまう悲しさを味わうこともあります。何度かやっているうちに自分にあった作戦を見つけてください。
③ 誰かを指名してカードを2枚ゲットしたとします。それなのに前にカードが出ない場合、その人は同じ数字を3枚持っていることになります。この状態をゲロゲロといいます。ゲロゲロ状態の人は、残り1枚を持った人を見つけないと取られてしまいます。一周まわる間に中央から1枚引いている場合、さっき聞いて「ありません」と言った人が持っている可能性もあります。中央のカードにまだ隠れている可能性もあります。記憶力以外に運や勘も影響するのです。
④ できれば枚数の移動状況にも注意をしてください。後半になってくると、枚数をたくさん持っていても、種類が少ないことがあるのです。例えば6枚持っていても、1枚ずつ違う6種類の数字かもしれないし、ゲロゲロ状態が2種類かもしれません。
⑤ 誰が何を持っているのかまったくわからない場合、勘で指名することになりますが、その時は、セット数の多い人に聞くことでその人の手持ち枚数を減らそうとする作戦もありです。
⑥ 表情はなるべく変えないほうが有利です。ゲロゲロ状態の人がいて、残りの1枚を自分が持っているからと、変にニヤニヤしていると、相手にばれてしまいます。逆に言えば、さっきまでにぎやかだった人が急に静かになったり、表情に変化があったりした場合、その人を指名するべきだということになります。
⑦ 最後に4枚セットを連続ゲットして大逆転というようなケースもあります。最後まであきらめないようにしましょう。
⑧ ゲロゲロの1回目を終えて、続けて2回目をやるとき、トランプをよく切っているつもりでも、どうしても同じ数字がかたまっていることがあるので、よく隣の人が同じ数字を持っている可能性があります。だから、初期段階で勘だけに頼るときは隣の人を指名しましょう。これを『隣に聞けの大原則』といいます。