班の係分担の決め方
僕は、日直という役割を決めないで、日直の仕事も含めて仕事を係分担として各班に割り当てていました。割り当てられた係の仕事は、次の席替えをするまでずっと固定したままです。掃除の分担も同じく固定したままです。そうすることで、それぞれの係や掃除について十分に慣れてもらうことを目指しました。
僕が担任をしていたころには6人班が基準だったので、クラスの中に6つの班がありました。そこで係の仕事は学級日誌、掲示、配布、連絡、黒板、号令、戸締り、お手伝いなど12種類用意しました。それぞれの班でふたつずつ仕事を分担するのです。ちなみに、お手伝いという係は、どの係にも属さないような仕事を担当したり、一時的に仕事が集中して大変な班をお手伝いしたりする、まぁ一種の便利屋さんのようなものです。
さて、実際の係分担の決め方ですが、大まかにいうと班で担当する仕事を選んで決めていく形です。そのために、まず班で相談して選ぶ順番を何番目にするか、希望を出してもらいました。希望が重なった場合は、じゃんけんなどで決めます。僕は、ボンゴボンゴという楽器のようなものに、ゲームモードがあるのでそれを使って決めていました。その方が雰囲気が盛り上がります。
順番が決まったら、1番目の班から係をひとつ選んでもらいます。すべての班がひとつ目の係を選び終わったら、ふたつ目の係を選ぶのですが、その順番は6番目の班から1番目の班へ逆順に選びます。
つまり、順番が1番目の班はやりたい係を確実に選べますが、そのかわりどの班もやりたくない係が回ってきます。順番が6番目の班は、やりたい係を選べない可能性がありますが、やりたくない係を選ばないですみます。順番が3番目や4番目の班はそこそこの係を選べるわけです。
班の中でのふたつの仕事の分担は、班に任せました。どのように分担するかをなどを決めるために、また班の中で交流が必要になるからです。ただし、責任の所在をはっきりさせるためと、自分たちで仕事忘れがないようにするため、決まったことを翌日までに色画用紙に書いて掲示係に渡すように指示しました。ついでに言うと、色画用紙も6色用意しておき、どの色を希望するか、班で相談させました。さらに、すべての班の色画用紙がそろったら、見やすさやわかりやすさでいいなと思った班をほめるようにしました。そうすれば次の席替えの時に、掲示物のレベルがUPするかなと思ってのことです。
このやり方の利点には、次のようなものがあると思っています。
・選ぶ順番を決めるときや、係を選ぶときに相談が必要なので、班の中で交流が生まれる。
これは班のまとまりを促す第1歩です。
・例えば、自分の班より順番が前の班が何を選ぶのかな。自分たちが選びたい係が残って
るかなといった感じで、係を選ぶだけなのにドキドキ、ワクワクした気分を感じられる
ので、クラスがスタートした早い段階で明るい雰囲気になります。これは生徒たちの中
にある不安などを減らす効果につながります。
・最後の係以外は、係の仕事を自分たちで選んだ形になっているし、最後の係を引き受け
た班も、そのことは覚悟しているので係の仕事に前向きになりやすいと感じています。
・6つの班の係の仕事量は、偏りがなくほぼ均一化される感じになります。時々偏る時も
ありますが、その班のメンバーが納得して選んでいるので不公平感はないです。