学級目標を決めよう

学級目標

 昨日、『学級目標』を決めるための話し合いをしました。でも、まだ最終的にどんな目標にするのか決定していません。目標が決定していない理由は時間が足りなかったということではありません。それは、僕が目標決定の「プロセス」に少しこだわっていることと、各班から出てきた案の中に「想い」や「願い」といったものが感じにくかったことによるものです。
 クラスの目標というのは、これから卒業するまでのおよそ1年間、3年2組のメンバーは何を大事にしていくのかを「ことば」で表現したものです。これは本当に大切にしなければならないもので、とりあえずそれらしいことばを決めれば良いというものではありません。

クラスをつくるのは誰か?

 普通、学級目標はすばらしいことばで構成されているものです。みんなのこんなクラスになったらいいな。そんな気持ちがそういったことばを選ばせるのでしょう。でも、そんな良いクラスをつくるのは誰なんでしょう? 担任である僕ですか? それとも…?
 みんなの心の中に『誰かが、このクラスを良いクラスにしてくれる』のを『待っている』部分はありませんか? そういう人は、クラス目標を決めるときにも真剣に考えないし、話し合いにも参加しません。昨日の話し合いの時にも、寝ている人がいました。自分でやろうなんてまったく考えないくせに、このクラスが良いクラスになったらいいな などと考えるのはすごく虫のいい話です。
 時々、卒業式が近づいてきたころに、それまで自分ではクラスのために何にもしないどころか、逆にクラスのみんなに迷惑をかけてきたのに、「自分はこのクラスの一員でよかった。みんなありがとう」などと言う人がいます。それを聞いて、思わず「引いてしまう」人が周りにいることにも気がつかず、はしゃいでいるような人です。
 そんな人がたくさんいるクラスは、さびしいですよ。卒業後、何年経っても同窓会が開かれないとか、同窓会を企画してもほとんど人が集まらないとか、そんなことにつながってしまいます。1年間一緒に過ごした仲間とのつながりが、実はとっても薄っぺらなものであったと、あとになってから思い知らされるのは辛いと思います。
 君たちが考えなければならないことは、「良いクラスになってくれたらいいな」ではなくて、『良いクラスにするぞ』とか、『良いクラスにしたいから頑張ろう』です。誰かに任せるのではなく、自分から行動して『良いクラスをつくっていくのだ』という気持ちを持つ人がたくさんいなければ、クラスは良い方向になかなか動き出さないものです。

まずは目標をよく考えよう

 よいクラスをつくっていく、そのために必要な一歩が目標を決める作業だと思っています。学級目標をまじめに考えられない人が、よいクラスをつくっていくメンバーにはなりにくいと思うのです。また、話し合いをしっかりすることで、学級目標にみんなの『気持ち』が込められるのではないかと思うのです。ですから、時間をかけてじっくりと話し合いに取り組んでもらいたいなと考えています。とは言え、そのうち修学旅行の準備もスタートするのでそんなにゆっくりもしていられません。今日中には決定しましょう。
 学級目標は、こんな形式でと特に決まっているものではありません。みんなの気持ちをひとつにできるものであればある程度自由でいいと思います。例えば

・ 短い一言でズバリ表現できることばを選ぶ
・ 目指したいクラスのイメージに合う漢字をいくつか組み合わせる
・ こんなクラスにしたい、というイメージにあう色とか動物などをいくつか選ぶ
・ 学習、行事、友達関係など、考えたい分野を先に決めて、それぞれの目標を考える
・ これらの方法を組み合わせてみる

 他にも、あるかもしれません。別にこの中から選べと言っているわけではありません。ただ、視野をできるだけ広く持ってほしいと考えているから、少し紹介してみただけです。
 みんなでよく考え、みんなの気持ちのこもったクラス目標を決めましょう。